ジョシュ・オコナー×ポール・メスカル、第1次世界大戦下で恋に落ちるカップルに
2021年11月19日 19:00
Netflixの大ヒットドラマ「ザ・クラウン」でエミー賞に輝いたジョシュ・オコナーと、BBCと米Hulu「ふつうの人々」のポール・メスカルという注目の若手俳優ふたりが、新作恋愛映画「The History of Sound(原題)」に主演すると米バラエティが報じている。
「The History of Sound(原題)」は、プッシュカート賞を受賞した米作家ベン・シャタックの同名短編小説が原作。第1次世界大戦のさなか、アメリカ国民の暮らしを記録に残すべく、庶民の声や音楽を録音してまわる旅に出たふたりの青年ライオネル(メスカル)とデビッド(オコナー)は、人生観が変わるような深遠な体験を共有するうち、次第にひかれあい、恋に落ちていくというストーリーだ。
米インディペンデント系製作会社エンド・キューと英フィルム4が共同で製作。アンドリュー・コートシャック(「COP CAR コップ・カー」)、リサ・シウフェティ(「恐怖のセンセイ」)、アンドレア・ロア(「イット・カムズ・アット・ナイト」)がプロデュースにあたり、2011年のカンヌ国際映画祭・ある視点部門に正式出品された「Skoonheid(原題)」で注目を集めた、南アフリカ出身のオリバー・ヘルマヌス監督がメガホンをとる。
オコナーは、「ゴッズ・オウン・カントリー」(2017/フランシス・リー監督)での鮮烈な演技で注目を集め、英国女王エリザベス2世の人生を題材にしたNetflixの伝記ドラマ「ザ・クラウン」のシーズン4で、若かりし日のチャールズ皇太子役を演じ、第78回ゴールデングローブ賞のテレビ部門の主演男優賞(ドラマ)を受賞。最近では、英BBCのドラマ版「レ・ミゼラブル」でリリー・コリンズ&ドミニク・ウェストと共演したほか、オリビア・コールマンとコリン・ファースというオスカー俳優ふたりが主演を務める新作映画「Mothering Sunday(原題)」、「ブラックパンサー」のレティーシャ・ライトと共演するアイルランド発のインディペンデント映画「Aisha(原題)」が公開を控えている。
一方のメスカルは、アイルランド発のミニシリーズ「ふつうの人々」で第72回プライムタイム・エミー賞のリミテッドシリーズ/テレビムービー部門主演男優賞にノミネートされたほか、英国アカデミーテレビ賞の主演男優賞に輝くなど絶賛を浴びた。第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最優秀脚本賞を獲得したマギー・ギレンホールの監督デビュー作「ロスト・ドーター」、「ブラック・スワン」の振付師で、ナタリー・ポートマンの夫としても知られるバンジャマン・ミルピエが初メガホンをとる映画版「カルメン(原題)」、エミリー・ワトソン主演の心理ドラマ「God’s Creatures(原作)」など、話題作に立て続けに出演している。
「The History of Sound(原題)」は22年夏、アメリカとイギリス、イタリアで撮影を行う予定だ。