「Netflix Festival Japan 2021」実写タイトルまとめ【日本作品：映画編】

2021年11月17日 20:00

Netflixの作品ラインナップ（2021年冬以降の配信）を一挙に発表する「Netflix Festival Japan 2021」が11月9、10日に開催された。同イベント（10日：ライブアクションDay）でフォーカスされた「実写作品」には、バラエティ豊かなタイトルが出揃った。今回は「日本作品（映画）」をまとめて紹介する。

●「ボクたちはみんな大人になれなかった」
全世界独占配信中、一部劇場にて公開中

作家の燃え殻が2016年に発表したデビュー作を映画化したラブストーリー。昔の恋人のSNSアカウントを見つけてしまった主人公の過去と現在、忘れられない恋人との出会いと別れを90年代の空気感とカルチャーを織り交ぜながら描く。主演を森山未來、ヒロインを伊藤沙莉が務め、ドラマ「恋のツキ」を演出した森義仁が本作で長編映画監督デビューを果たした。

●「浅草キッド」
2021年12月9日全世界独占配信

ビートたけしの自叙伝「浅草キッド」を原作に、彼を敬愛する劇団ひとりが監督・脚本を務め映画化。厳しさと愛情にあふれる師匠との日々、個性と才能豊かな仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描く青春ドラマ。タケシを柳楽優弥、「幻の浅草芸人」と呼ばれていた伝説の師匠・深見千三郎を大泉洋が演じ、門脇麦、「ナイツ」の土屋伸之、鈴木保奈美らが共演している。

●「桜のような僕の恋人」
2022年3月24日全世界独占配信

原作は、2017年に発売され、累計発行部数60万部を突破した宇山佳佑氏のベストセラー小説。かねて原作ファンを公言していた「Sexy Zone」の中島健人、「ミュジコフィリア」「みをつくし料理帖」などの松本穂香が共演し、「神様のカルテ」の深川栄洋監督がメガホンをとった。

美容師の美咲（松本）に恋をした晴人（中島）。目標に向かって頑張る美咲にふさわしい人間になりたいと、諦めかけていたカメラと再び向き合おうとするが、美咲が通常の何十倍も早く老いていく難病を発症してしまう。

●「恋に落ちた家」
全世界独占配信（配信日は未定）

2012年に公開され、韓国国内での累計観客動員が400万人を超えた「建築学概論」を、舞台を日本に移し、日韓のトップキャストでリメイク。山下智久が主演を務める。

2002年、建築家を目指して都内の大学に通う18歳の伊吹は、美しくチャーミングな李由梛と出会う。ふたりは日本の繊細な建築をたどりながら、忘れられないひとときを過ごす。「将来、私の家を建ててね」――そんな他愛のない約束だけを残して砕け散ったふたりの恋。それから19年、長い空白の時間を経て、離婚や父の病気など人生の苦悩を背負った由梛は、突然伊吹の前に現れる。さらに、“夕陽の街”とも言われ、南アルプスと富士山を眺める絶景の静岡・西伊豆町に家を建ててほしいと依頼する。あの頃に秘めていた思いの答え合わせをするように、ふたりは距離を縮めていく。

●「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う」
2023年全世界独占配信

誰もが知っている昔話や童話をベースにした青柳碧人による本格ミステリ「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」（双葉社）。「シンデレラ」、「ヘンゼルとグレーテル」など言わずと知れた名作童話の世界で起きる事件の犯人を追う赤ずきんちゃん、という大胆なストーリーでありながら大人も楽しめる謎解きが反響を呼んだ小説を、「銀魂」「新解釈・三國志」などの福田雄一監督が映画化する。

福田監督は「『昔々あるところに…』から始まるおとぎ話は、世界中の子どもたちが空想の親友たちと出会う最初の体験なのではないでしょうか？その親友たちは読者と今も成長を続けているかもしれません。ある者は一層チャーミングに、ある者は新たなスキルを身につけ、またある者は闇落ちをしてしまっているかも…。『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』はそんな昔の親友たちと再会できる物語です。主人公、赤ずきんちゃんがあなたを懐かしくて新しい世界に誘います！」とコメントしている。