ミュジコフィリア
劇場公開日 2021年11月19日
解説
「神童」「マエストロ!」のさそうあきらによる同名音楽マンガを、井之脇海、松本穂香、山崎育三郎の共演で実写映画化。音楽へのコンプレックスを持ちながら、京都の芸術大学に入学した漆原朔は、ひょんなことから現代音楽研究会にひき込まれる。しかし、そこには朔が音楽を遠ざけるきっかけとなった異母兄の貴志野大成と、朔が憧れる大成の彼女・小夜がいた。天才作曲家として注目される存在である大成、そんな大成を一途に愛する小夜との間で朔は苦悩する。子どもの頃からモノの形や色が音として頭の中で鳴っていた朔。その能力が現代音楽を通して表現できることを知る。そして朔と同じように自然の音を理解する女性、浪花凪が彼の前に現れ、朔は秘めたその才能を開花させようとしていた。朔役を映画初主演となる井之脇、凪役を松本、大成役を山崎がそれぞれ演じる。監督は「時をかける少女」(2010年版)の谷口正晃。
2021年製作/113分/G/日本
配給:アーク・フィルムズ
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2022年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
現代音楽を軸とする映画だと思って見に行ったが学園ドラマだったり家族の葛藤だったり松本穂香の現代音楽とは何の関係も無い歌だったりごちゃごちゃ感満載の映画に仕上がっている。
朔や渚のどこが天才なのか描写が希薄だし、抹茶わらび餅の説明やマンションの屋上で松本穂香が突然長ったらしく歌うシーン、意味不明なカギのシーンなどをカットすればもっと現代音楽と登場人物を際立たせる内容を盛り込めたのではないだろうか?
大分FMで言っていた朔のモデルと思しき大分芸短の作曲の先生はどう思っているのだろう?
2022年1月13日
Androidアプリから投稿
最終的には人物相関図が分かってくるが、冒頭から中々物語に入れなかった。
敢えてインパクトを最初に持ってきて、見ている人が何?何?と戸惑いながらも集中させるための演出だったのかな?
そこは残念だったが、京都の風景と松本さんの生歌を評価。
ちなみに
行けたら行くは京都の人でなくてもほぼ来ないです。
2022年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ー 冒頭の、京都の様々な音を捉えたショットの数々が良い。
鴨川の潺の音。
賽銭を投げ入れる音・・。
鴨川、(賀茂川の方が好きかな・・。)を渡る細やかな風の音。ー
◆感想<Caution ! 内容に触れています。>
・異母兄弟の朔(井之脇海)と、作曲の才を周囲から認められている、大成(山崎育三郎:この俳優さん、あのような役はバッチリだね!)との関係性は、良くない。
八朔は、母(神野美鈴)の音楽家としての道を断った父(石丸幹二)への想いと、継母が、義理の兄ばかり可愛がって、好きなピアノに触らせて貰えなかった事が、心に引っ掛かっている。
- では、何故朔は、大成の家で育ったのか・・。この辺りの描き方が、粗い。-
・新入生として京都の芸術大に入学した朔。”現代音楽研究会”の変な先輩に捕まってしまい・・。鴨川の河原で音の実験に参加させられる。
その後、河原に置かれたピアノで即興で曲を弾く、朔。
驚きの表情で見つめる、顧問の教師(濱田マリ)と、ピアノ科の凪(松本穂香)。
- このまま、朔の天才的なピアニストの物語になるのかと思いきや、曲作りに悩む大成が、亡き父の曲を盗作した方向に物語は進む。
オイオイ、私は朔と凪のピアノをめぐる恋物語かと思っていたのだが・・。-
・凪を演じた松本穂香さんの唄声が、素晴らしい。
こんなに綺麗な声をお持ちだったのですね・・。
この唄声をもっと、この映画で、もっと聞きたかったなあ・・。
<予想外の展開は、それなりに面白かったのではあるが、途中から軸がぶれ始めてしまったかな、と思った作品。
けれど、亡き父の想いが引き付けた朔と、大成の和解シーンからの連弾シーンや、大成と小夜、朔と凪の今後の明るいと思われる関係性を示唆するラストシーンは、良かったかな。>
<2022年1月9日 刈谷日劇にて鑑賞>
■今作と全然関係ないが、エンドロールのテロップに、”吉田山にある大学の立て看板撤去に反対する”サークル名が出て来て、笑ってしまった。相変わらず、拘っているなあ・・。
2022年1月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
オープニングで、いろんな京都の映像が立て続けに流れ、自然の中で奏でる音楽がとても癒されました。
鴨川で弾くピアノ演奏、生で聴いてみたいです。
現代音楽というのも面白かった。
ピアノの弦にいろんなものを挟んで、別の音に聞こえるとか、知りませんでした。水を張ったところで踊りながら奏でられる音楽もよかった。
人間関係はわざとだと思うけどわかりづらかったかな。さやとさく、幼なじみにしては距離を感じたし、大成とさや、、つきあってたの?途中の会話がなかったらわからなかった。あんな冷たい態度取られてたら泣く。
設定もなあ、、さくは美術科の割になんもシーンなかったし、多少なりともいれないと違和感。音楽に関わらないと言いながらめちゃ関わってるし^^;
逆に凪はピアノ科の割に歌ってばっかだし、なんでピアノ科にしたの?歌は良かったけど、生歌じゃなく録音を流してるから映像と違和感。
でも声も歌詞もよくて私は好きでした。
長竹さんの店主自ら出ていたのもびっくり。最近行ってないのでまた行かなくては。
そしてラストは、、そーゆーこと?とちょっと感動!
会話しているようなピアノ演奏に心が震えて泣きそうになりました。それぞれのこのあとがみたくなりました。
ぜひ映画館で見て欲しいですね。
鴨川、京大、無鄰菴、泉涌寺など知ってるところがロケ地なのも嬉しいですね。
すべての映画レビューを見る(全35件)