松本潤主演の劇場版「99.9 刑事専門弁護士」予告＆ポスター公開　榮倉奈々、木村文乃らドラマ版キャスト10人参戦

2021年9月13日 07:00

松本潤主演の人気ドラマを映画化する「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」の公開日が12月30日に決定し、予告編とポスターが披露された。あわせて、ドラマシリーズのレギュラーキャストである榮倉奈々、木村文乃、青木崇高、笑福亭鶴瓶、奥田瑛二、岸部一徳らが出演していることも発表された。

個性豊かな弁護士たちがぶつかり合いながら、99.9％有罪が確定し、逆転不可能な刑事事件に挑む姿を描く、新感覚の法廷ドラマ「99.9 刑事専門弁護士」。松本が0.1％の無罪の可能性にこだわる型破りな弁護士・深山大翔、香川照之が元検事の敏腕弁護士・佐田篤弘を演じた。TBSの「日曜劇場」で2016年に放送された「SEASON1」、18年の「SEASONII」はいずれも高視聴率を記録。続く劇場版では松本と香川に加え、杉咲花が新米弁護士・河野穂乃果役で参戦し、西島秀俊、道枝駿佑（「なにわ男子」）、蒔田彩珠、高橋克実、ベンガル、渋川清彦、石橋蓮司が共演する。ドラマ版と同様、木村ひさしが監督を務めた。

そして、ドラマシリーズのレギュラーキャスト陣も劇場版に続投する。「SEASON1」で深山とともに事件解決に挑み、現在はアメリカ留学中の“プ女子”（プロレス女子）弁護士・立花彩乃役の榮倉。「SEASON2」で元裁判官弁護士として、深山とは正反対の理屈っぽい考え方を持ち衝突しながらも、自身の弟の事件をきっかけに距離を縮め、現在は再び裁判官として活躍する尾崎舞子役の木村。深山のかつてのバディふたりが再登場する。

さらに、“事実の追求”という熱い思いを共有する検事・丸川貴久役の青木、“事実”よりも“法廷での証拠”を優先させる東京地方裁判所所長・川上憲一郎役の鶴瓶、自ら立ち上げたストーリーへと導く強引な捜査や取り調べで、有罪率100％を誇っていた元東京地方検察庁検事正・大友修一役の奥田､深山が信頼を寄せる斑目法律事務所の元所長・斑目春彦役の岸部が集結。そのほか、池田貴史は深山が居候する小料理屋「いとこんち」の店長で、深山のいとこでもある坂東健太、岸井ゆきのは「いとこんち」の常連で、深山に片思い中の自称シンガーソングライター・加奈子、映美くららは佐田の妻・由紀子、畑芽育は娘・かすみを演じ、おなじみのメンバーが顔をそろえた。

予告編には、深山が15年前に起きた凶悪事件に挑む過程で、謎の弁護士・南雲恭平（西島）が事件に関わっていることが判明し、因縁の裁判官・川上や元検事の大友が立ちふさがるなど、“深山最大の危機”が切り取られている。斑目の「事実で人を幸せにできるかどうかはわからない」という意味深なセリフも。事実追求に奔走する熱いドラマが展開する一方で、シリーズおなじみの脱力系のギャグも楽しめる映像となった。ポスターには、豪華キャストが勢ぞろいし、「深山、ついに敗れる――!?」というコピーがおさめられている。

「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」は、12月30日に全国で公開される。新たに発表されたキャストのコメントは以下の通り。

【榮倉奈々】
　この度は、またまた99.9ファミリーに、パッツン前髪こと、立花彩乃先生として参加できたこと、とても嬉しく思います。撮影はあっという間に終わってしまったのですが、連続ドラマを撮影したかのような濃厚さで、とても寂しい気持ちでクランクアップを迎えました。映画館で、また深山先生のダジャレが聞ける日がとても楽しみです。

【木村文乃】
　ドラマシリーズから3年が経ったとは思えないほど、スタッフキャストの皆さんの熱量が当時のままでしたので、久しぶりの尾崎舞子役にもスッと入れました。長い間一緒にいた顔ぶれなので、どこか地元に帰ってきたような安心感も混ざり合った感覚でした。親父ギャグと、熱い法廷バトルが繰り広げられる作品がついに映画になります。胸を打つ作品になっていると思うので、是非お楽しみにしてください。

【青木崇高】
　久しぶりの「99.9」の現場でしたが、衣装を着た松本さんと撮影に入ると、深山の自由奔放なキャラクターに、ドラマシリーズでも振り回されていたことを思い出しました。僕は検事という役どころですが、深山とは事実を追求するという熱い思いの部分で、共通しているところもあるので、今回も演じていて楽しかったです。さて、今回は映画ということで、お馴染みのキャストと、新たに加わる皆さんもいらっしゃるので、僕自身も完成を楽しみにしています。

【笑福亭鶴瓶】
　久々の「99.9」の現場は、座長・松本潤を筆頭に、お馴染みの雰囲気で楽しかったです。本当にキャストもスタッフも「変わらんなー」という一言に尽きます（笑）。もちろん作品の仕上がりもドラマの時と変わらず素晴らしいものになっていると思いますし、映画ならでは見応えある内容です。深山と川上の因縁のやりとりにも、ぜひ皆さん期待していてください。

【奥田瑛二】
　ついに映画化ということですが、「99.9」ファンの皆さん、松本潤の事だけを楽しみにされているわけではないですよね（笑）？　僕世代の方も、僕を楽しみにしている方がいるであろうと信じて生きている、今日この頃です（笑）。この映画、きっと面白くなっているはずですので、劇場でお待ちしております。

【岸部一徳】
　ドラマの時と同様に良いチームワークの現場でした。松本くんとの久しぶりの共演は懐かしさもあり、日常の中の一コマのような気持ちにもなりました。今後の松本潤が楽しみになるような、いい機会になればと思っています。ドラマに引き続き、面白くなっていると思いますし、新しい松本潤の魅力がいっぱいだと思いますので、作品を暖かく見ていただけたら嬉しいです。