【祝74歳】ホウ・シャオシェン大特集、貴重な場面写真を入手! 「恋恋風塵」は“日本最終上映”に
2021年4月8日 10:00

「台湾巨匠傑作選2021 侯孝賢監督デビュー40周年記念 <ホウ・シャオシェン大特集>」が、4月17日~6月11日に開催される。本日4月8日は、ホウ・シャオシェン監督の74歳の誕生日。これを記念し、同特集で上映される関連作22作品から、監督作12作品の場面写真がお披露目された。
2020年に映画監督生活40周年を迎えたホウ・シャオシェン。今回の特集は、同年11月に中華圏映画のアカデミー賞と称される金馬奨の名誉賞(終身成就賞)を受賞したことを記念したものだ(20年の開催予定だったが、コロナ禍により本年に延期)。

映画.comが独占入手した場面写真は、台湾ニューシネマの誕生と称された歴史的な1作「坊やの人形」、世界中の映画人が驚嘆した少年時代の記憶をたどる一連の台湾ニューシネマ初期作品群「風櫃(フンクイ)の少年」「冬冬(トントン)の夏休み」「童年往事 時の流れ」、その集大成といえる傑作「恋恋風塵」のシーンを活写したものだ。

そのほか、孤独な少女の眼が捉えた台北の夜の闇に生きる青春群像を描く異色作「ナイルの娘」、香港スターのトニー・レオンを主演に迎え、台湾ではタブーとされていた二・二八事件を描き、1989年にベネチア国際映画祭金獅子賞受賞の快挙を果たした「悲情城市」(35ミリフィルム上映)のカットも確認できる。

ラストのバイクシーンの長回しが圧巻のロードムービー「憂鬱な楽園」(35ミリフィルム上映)、一青窈と浅野忠信を主演に、小津安二郎の生誕100年を記念して製作した「珈琲時光」(35ミリフィルム上映)、完成までに5年の歳月を費やし、第68回カンヌ国際映画祭監督賞受賞、台湾金馬奨では最優秀作品賞・最優秀監督賞はじめ5部門を受賞した「黒衣の刺客」の貴重な場面写真となっている。

なお、台湾ニューシネマを代表する傑作「恋恋風塵」は、2021年4月末で日本での上映権利が切れるため“日本最終上映”となる。特集上映では、特別上映作品として監督デビュー2作目「風が踊る」(デジタルリマスター版)、「フラワーズ・オブ・シャンハイ」(4Kデジタルリマスター版)、オリビエ・アサイヤス監督による貴重なドキュメンタリー「HHH:侯孝賢」(デジタルリマスター版)もラインナップされている。
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