風櫃(フンクイ)の少年

劇場公開日:

解説

ホウ・シャオシェン監督が初めて自伝的題材を扱った青春メモワール。台湾の離島ポンフー島にある風櫃に住むアーチン、アーロン、グォズの三青年。彼らはビリヤード場に入り浸り、毎日悪さばかりして暮らしていた。ある日警察ざたを起こし、大都会・高雄へと出ていくが……。ナント三大陸映画祭で大賞を受賞し、ホウ・シャオシエンの名を世界に知らしめた出世作。

1983年製作/101分/台湾
原題または英題:風櫃來的人 All the Youthful Days
配給:エンボディメント・フィルムズ
劇場公開日:1990年7月4日

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映画レビュー

なつかしの食べ物

2024年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 台湾の名匠ホウ・シャオシェンが『トントンの夏休み』の前年に撮った、台湾南部の街・風櫃(フンクイ)で暮らす若者の青春物語です。実は、お話以上に、次々映る食べ物や不思議なお店、人々の奇妙な行動に「あれ、何を食ってるの?美味しそう」「このお店は何を売ってるの?」「この博打は何?」と興味を惹かれっ放しでした。僕の子供の頃にはまだ残っていた昔の日本の雑然とした街並みの香りにキュンとした次第です。

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La Strada

5.0日本映画よりも台湾映画の方が優れてる 名作「青春神話」などもこの映...

2023年12月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

寝られる

日本映画よりも台湾映画の方が優れてる 名作「青春神話」などもこの映画を下地として制作されたような気がするぐらいの教科書
主義主張に偏らずリアルまるでドキュメンタリーのようだった 山田洋次+小津のような 上品でしかも知的 だからこそなのか寝てしまうでもストーリーは優れている
基隆、高雄、澎湖諸島(ポンフー) 1981年ごろ?1964年生まれの女性 ジャッキーチェンの酔拳(香港映画)
最後彼女が台北に行って彼が結果失恋するところがいい

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チャン・パー

4.5等身大を描く名手

2021年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

侯孝賢は等身大の人間像を描くのがうまい。登場人物たちがいきいきしている。
ゲリラ撮影を多様しているのでまわりに映る人々が非常にリアルでいい(あたりまえだが)。

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ドラゴンミズホ

3.0酔拳?

2019年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アーチンの父親は野球が好きで、額にボールが当たった後遺症のため障害者となっていた。悪ガキたちはケンカとビリヤードに明け暮れていたが、やがて親に内緒で都会の高雄に向かう。なんとか工場に勤め、アパートの向いの同棲カップルを羨ましく眺める・・・ その同棲カップルも男が盗みを働き、残された女性シャオシンとも仲好くする。

 工場で働きながらもダラダラした生活にイライラさせられながら、シャオシンへの憧れのまなざしに青春映画らしさを感じる。映画館のシーンもあるけど、シャオシンと一緒に観てたのは『酔拳』だったのかな?

 「G線上のアリア」を最後に流し、こだわりがなくなったような雰囲気で終わったけど、友人の兵役をどう思ってたのかなぁ・・・

 侯孝賢監督作品はもともと好きじゃなかったけど、この頃の監督はまだ若くて伝えたいものがストレートに伝わってくる感じで好感がもてますなぁ。

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kossy