金田一少年の事件簿 上海魚人伝説

劇場公開日:

解説

名探偵・金田一耕助の孫でありIQ180の頭脳を持つ高校生・金田一一(はじめ) が、上海の雑技団で起きた連続殺人事件の謎に挑むサスペンス。堂本剛・ともさかりえの主演コンビで大ヒットしたテレビ・シリーズの、劇場版による完結篇として製作された。監督は「さよならニッポン!」の堤幸彦。金成陽三郎とさとうふみやによる同名コミック、天樹征丸によるノベルス版をもとに、オリジナル・ストーリーとして田子明弘が脚本を執筆。撮影はテレビ・シリーズ版も手掛け、今回が映画初挑戦となる『ぼくらの勇気 未満都市』の唐沢悟が担当した。堂本・ともさかの主演コンビ、古尾谷雅人ほかのレギュラー・キャストがテレビ・シリーズに引き続き出演。撮影ではハイビジョンやCGを駆使し、上海での一大ロケも敢行された。日本テレビ開局45年記念作品。

1997年製作/116分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1997年12月13日

ストーリー

美雪の文通相手レイリーから依頼され、一と美雪は上海へ行くことになった。楊氏雑技団の団長である父ダーレンが何者かに殺され、唯一アリバイのなかった兄シャオロンの容疑を晴らしてほしいという。雑技団には悲劇のスター、スーランが残した呪いの五言律詩が伝えられていたが、今回のダーレンの殺され方がこれを連想させたため、事件はスーランの復讐ではないかと団員は噂していた。呪いの言葉通りならば連続殺人が起きると思われたが、案の定、水中芸の最中に主役のマルチナの死体が浮かび上がる。この事件にもアリバイがないシャオロンは、公安のリー刑事に連行されるが、彼が犯人ではないと推理した一は、シャオロンを脱走させた。上海郊外にあるターレンの生家に逃れた一とシャオロンは、そこでターレンが雑技団プロデューサー・藤堂の裏稼業である強盗密輸に関わっていたことを知る。一方、上海では剣持警部が一の保護者として日本から呼ばれていた。その矢先、第3の怪事件が起き藤堂が殺される。折悪しく現場に戻ってきたシャオロンは逮捕され、一は日本へ強制送還されることになった。だがついに一がすべての謎を解く。一は第2、第3の事件のトリックを明かし、犯人はレイリーだと指摘した。実はレイリーは、7年前に藤堂とマルチナが日本で犯した強盗殺人の被害者の娘で、強奪品に紛れて上海に渡り、ターレンの養女となった日本人だったのである。彼女は自責の念から自殺したターレンの死体を発見したことから、スーランの五言律詩を利用して藤堂たちへの復讐を開始し、復讐を終えるまでシャオロンを公安から守るために一を呼んだのだった。事件解決の数日後、転校することが決まった美雪はようやく一への想いを告白する。聞いていないかのようだった一も今回は素直に応え、ふたりはついにハッピーエンドを迎えた。

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スタッフ・キャスト

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オソレゾーン

映画レビュー

3.5面白かったです

2022年12月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

美少女、水川あさみ好演でした。

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tuna

2.0上海雑技団

2022年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ペンフレンドからのSOSで美雪は金田一を伴って上海に。
雑技団で起きた殺人事件に挑む金田一でした。
上海ロケが楽しい。

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いやよセブン

3.5愛憎の魚人遊戯…はじめちゃん最後の事件

2022年7月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波、VOD

楽しい

興奮

知的

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しゅうへい

2.5初代実写金田一の名にかけて!

2018年7月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、映画館

悲しい

楽しい

単純

ひょっとしたら最も有名な“金田一少年”は原作漫画でもアニメでもなく、本作と“彼”かもしれない。
多くのジャニーズ・タレントが演じ登竜門となったが、初代!

はじめに堂本剛、美雪にともさかりえ、剣持のおっさんに故・古尾谷雅人。
いやはや、懐かしい~!
昔、土曜の夜9時のドラマを見てたね~。
初めて見た“金田一少年”もこのドラマだった。ドラマから原作漫画やアニメに入っていた。同じ人も少なくない筈。
その後松本潤や亀梨和也や山田涼介らイケメンが演じたが、やっぱりこの“堂本はじめ”が一番しっくり来る。雰囲気も原作のイメージに最も近い。
すっかり大人の女性になったともさかりえもまだまだ可愛らしい女の子。
古尾谷雅人の剣持のおっさんも好きだったなぁ~。自殺はショックだった…。
印象的なカット割り、編集、効果音…個性的な堤演出も当時は斬新であった。今見ると『トリック』的なパロディーに見えてしまうが、堤幸彦監督にとっても出世作。
テーマ音楽も今でもはっきりと覚えている。

で、その劇場版。

美雪の文通友達である中国雑技団の娘からある依頼が。
団長の父が殺され、兄が疑われ、助けて欲しい、と。
はじめと美雪は上海へ。

正直この“上海魚人伝説”、実写映画になるような特筆すべき事件簿でもないような…。
事件も真相も、定番パターン化。
本作が映画になるのなら、他に映画で見たかった事件簿が幾らでも。例えば、“オペラ座館”は勿論として、“飛騨からくり”とか“異人館村”とか“墓場島”とか、それこそ映画的面白味あるのは“金田一少年の殺人”とか、個人的に好きなのは因縁の地獄の傀儡師が登場する“魔術列車”とかとかとか…。
強いて言えば、映画ならではの上海ロケか。
昔見た時も思ったが、作品的にも可もなく不可もなく、平凡かそれ以下。
今回劇場で観て以来おそらく実に20数年ぶりの鑑賞になったが、印象はやはり変わらず。
真犯人もあのクマのシーンですぐ分かる。
はじめと中国人青年の友情や殴り合うシーンとかクサイ演出。
中国警察の描かれ方、無能っぷりはステレオタイプ。
水川あさみ他中国人俳優も皆お下手…。
わざわざ堂本剛の為に用意されたような上海の町をローラーで走るシーン。
ラストは唐突な美雪の転校と告白で締め括り。
土曜の夜のドラマの延長線。アイドル映画。

まあでも今回、機会あって懐かしく久し振りに見れただけでも。
…となると気になってくるのは、ドラマシリーズ。
エンディングのドラマの名場面を見てると、こちらもまた見たくなってくるね。

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近大
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