米HBO「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚を4作品準備中
2021年3月28日 12:00
米有料チャンネルのHBOが、「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題)」に加え、さらに前日譚ドラマを3本準備していることが明らかになった。米Deadlineが報じている。
ジョージ・R・R・マーティンの「氷と炎の歌」シリーズを原作にしたHBOの大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」は、全8シーズンにわたる放送を2019年に終えている。
その後、ナオミ・ワッツをはじめ、ミランダ・リチャードソン(「愛しすぎて 詩人の妻」)、デニース・ゴフ(「コレット」)、ジョシュ・ホワイトハウス(「風の勇士 ポルダーク」)、ジェイミー・キャンベル・バウアー(「シャドウハンター」)、アイバン・ジェレマイア(「ヒューマンズ」)、アレックス・シャープ(「パーティで女の子に話しかけるには」)などが出演する前日譚のパイロット版が制作されたものの、シリーズ化には至らなかった。
その代わりにHBOは、同じくマーティンが執筆した「炎と血」が原作の「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題)」のシリーズ化にゴーサイン。「氷と炎の歌」シリーズで描かれる世界の300年前を舞台に、ドラゴンを従えてウェスタロスを支配したターガリエン家を綴るもの。キャストはオリビア・クック(「レディ・プレイヤー1」)、エマ・ダーシー(ワンダーラスト 幸せになるためのセラピー」)、パディ・コンシダイン(「ウィッチャーの事件簿」)、マット・スミス(「ザ・クラウン」)で、今春クランクインする予定だ。
このほど、さらに「9 Voyages(仮題)」「Flea Bottom(仮題)」「10,000 Ships(仮題)」という3つの前日譚が準備中であることが明らかになった。
「9 Voyages(仮題)」は、シー・スネークの称号を持つ王コーリス・ヴェラリオンの海洋冒険を題材にしたドラマで、「ROME」や「メンタリスト」、「GOTHAM ゴッサム」のヒットメーカー、ブルーノ・ヘラーが企画、制作総指揮を手がける。
「Flea Bottom(仮題)」は、七王国の王都キングス・ランディングの「蚤のたまり場」と呼ばれるスラム街が舞台、「10,000 Ships(仮題)」は、戦士王女ナイメリアと生き残ったロイン人たちの旅が描かれるという。