パーティで女の子に話しかけるには 劇場公開日 2017年12月1日
解説 「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が、「20センチュリー・ウーマン」のエル・ファニングとトニー賞受賞の若手実力派アレックス・シャープを主演に迎え、遠い惑星からやって来た美少女と内気なパンク少年の恋の逃避行を描いた青春音楽ラブストーリー。1977年、ロンドン郊外。大好きなパンクロックだけを救いに生きる冴えない少年エンは、偶然もぐり込んだパーティで、不思議な魅力を持つ美少女ザンと出会う。エンは好きな音楽やファッションの話に共感してくれるザンと一瞬で恋に落ちるが、2人に許された時間は48時間だけだった。2人は大人たちが決めたルールに反旗を翻すべく、大胆な逃避行に出る。オスカー女優ニコール・キッドマンが、パンクロッカーたちを束ねるボス的存在の女性を演じる。
2017年製作/103分/G/イギリス・アメリカ合作 原題:How to Talk to Girls at Parties 配給:ギャガ
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2021年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ー 原作、未読であったため、前半は奇想天外な展開にやや戸惑う。 だが、どこかの惑星から来た美少女ザンを演じるエル・ファニングの可愛らしさと、彼女に惹かれていくパンク少年エンを演じるアレックス・シャープの姿についつい引き込まれる。 そして、若きパンクロッカー達を仕切る元ロッカーを演じるニコール・キッドマンにも・・。ー ◆感想 ・摩訶不思議な映画である。 ・だが、否定はしない。 というか、特に後半はどこかの惑星から来た美少女ザンとエンの別れたくないけれど、別れなきゃいけない・・、という二人のシーンが良い。 ー 宇宙人たちの、滅びゆく運命を見定めた上での、同族食を止めたい宇宙人ザンの気持ち・・。ー ・音楽も良い。パンクロックも勿論良いのだが、オリジナルの曲(だと思われる)の数曲が良い。(特にエンドロールの前半で流れる曲。誰か、教えて欲しい・・。) <How to Talk To Alien Girls at Parties ! ラスト20分の、展開は沁みます・・。 1977年のパンク好きの僕に起こった事。 そして、1992年。作家になった僕のサイン会にやって来た人たちの微笑み・・。 少し変な作品だけど、この作品が好きなアナタは、きっと素敵な人だと思います。>
いつものように事前情報無しで観たもので、想像していたのと違い、なかなか斬新なお話に驚かされました。 期待していたお話と違ったものの、『ボーイ・ミーツ・ガール』である事に違いはありませんでしたし、エル・ファニングの可愛らしさにはキュンキュンしちゃいました(♡ˊ艸ˋ♡) 冒頭のNew Roseから始まりEat Me AliveやMitskiさんのBetween the Breatと使われていた曲も良かったですね。 面白いかどうかは意見が分かれそうですが、個人的には嫌いではないですよ。
2021年5月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
設定のユニークさを活かしきれてるとは言えないちょっと残念な作品。
パンクと異星人の親和性があるのかないのか判別はできないが、80年代のミュージックビデオのような映像手法や怪しげなパントマイムを繰り広げる異星人の動きが、前衛的な演劇をみているようだった。 自分が思った展開とはやや異なりチープさが目立つが、足先で鼻をちょんと触ったり、顔をなめたりと異星人ザンの親愛表現が面白い。 地球を「ウォッチャー」しに訪れて何を彼らがしたかったのかは忘れてしまったが、地球人に干渉しないようにしつつ自分たちはPTというリーダー的存在に共食いされて種をつないでいる様子が、ウイルスが宿主に侵入しつつ共生している様子にも思えて興味深い。 遺伝子の交換を行ったザンとエンから生まれた子供たちは、生物であるという自由を大いに謳歌しているようだった。 生命はどこにでもいけて、意思は運命に縛られない。そこに反体制派のシンボル、パンク・ロックをテーマに選んだ意図が盛り込まれているのかもしれない。 このところ立て続けにエル・ファニングの映画を見た。ダコタ・ファニングの端正な顔立ちと違い、どこか初々しい幼さを秘めるような個性的な顔立ちが、印象に残る。
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