【第44回日本アカデミー賞】永瀬廉、森七菜ら若手6人が新人賞に笑顔、さらなる飛躍を誓う
2021年3月19日 22:43
第44回日本アカデミー賞の授賞式が3月19日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、新人俳優賞を岡田健史、奥平大兼、永瀬廉、服部樹咲、蒔田彩珠、森七菜の6人が受賞。ブレイクを果たした若手俳優たちが、晴れ舞台でそれぞれの喜びを語った。
「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」「望み」「弥生、三月 君を愛した30年」の3作での演技が評価された岡田は、元プロ野球選手で監督の落合博満氏の言葉を引用し、さらなる飛躍を誓った。奥平は、大森立嗣監督が実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て描いた「MOTHER マザー」で長澤まさみが演じる母に歪んだ愛を押し付けられる息子を演じた。「この映画で初めて演技をさせてもらって、演技の楽しさを知った。長澤さんとこういう舞台に一緒に立てるというのは光栄なこと。この賞に満足することなく戻って来れるように頑張りたい」と受賞の喜びともに長澤への感謝も語っていた。
「King & Prince」のメンバーとしても人気を博す永瀬は、アニメ版や舞台版も人気のスポーツ青春映画「弱虫ペダル」で好演した。「このような素敵な賞をいただけてうれしい気持ちでいっぱい。今後も出会ったことのない自分と出会えるように、出演させてくださる作品に少しでも華を添えられるように頑張りたい。弱虫にならずエンターテインメントという厳しい坂を登り続けてきたい」と決意を新たにしていた。
内田英治監督の「ミッドナイトスワン」でオーディションを勝ち抜き女優デビューした服部は、育児放棄にあっていた少女という難役に挑んだ。「オーディションに受かった2年前、こんな素晴らしい賞をもらえるとは想像もしませんでした。クランクアップの日、内田監督から『何十年後も女優としてお会いしたい』と言われました。長く女優という仕事を続けていきたい」と意気込んだ。
直木賞作家・辻村深月氏の長編小説を河瀬直美監督映画化した「朝が来る」に出演した蒔田は、中学生で妊娠し我が子を手放すことになった14歳の少女を熱演。「ここに立ったたくさんの先輩をテレビ越しに見ていて、自分も立てたらなと思っていた。これからも自分の好きなお芝居を続けていけたら」と真摯な面持ちで語った。岩井俊二監督「ラストレター」で2役を繊細に演じ、活躍の幅を広げる森は受賞の喜びとともに「これから先の人生、皆様からのお声をかけていただける人生にしたい。がんばります」と笑顔でコメントした。
プレゼンターを務めた松坂桃李は「この仕事は出会いと別れの連続。その分、再会も一つ一つ積み重ねて増えてくる。皆さんと再会できる日を楽しみにしています」と6人を激励していた。
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