「時計じかけのオレンジ」「ダークナイト」「ハート・ロッカー」などが米フィルム登録簿に永久保存
2020年12月21日 11:00

アメリカ議会図書館は、「時計じかけのオレンジ」「ブルース・ブラザース」「グリース」「シュレック」「ダークナイト」「ハート・ロッカー」などの25作品を新たにアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に登録するため選出したと発表した。
アメリカ国立フィルム登録簿とは、後世に残す価値があると認められたアメリカ映画および動画を記したリストで、公開から最低10年以上が経過しており、文化的・歴史的・芸術的に極めて高い価値を持つと評価された作品が選出される。毎年25本を上限に選出・追加されており、今年で総数800本に達している。
今回の選出を受けて、「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督は、「これは『ダークナイト』に携わった私たち全員にとっての大きな名誉であるだけでなく、数十年にもわたって『バットマン』の偉大な神話に携わってきた素晴らしいアーティストや作家たちへのオマージュでもあります」とコメントを発表した。
「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督は「『ハート・ロッカー』を作ったのは、海外の危険な地域に赴任していた軍人のみなさんに敬意を表したいという思いがあったので、この映画がみなさんの心に響いてくれたことに感謝しています」と語っている。
また、「ブルース・ブラザース」のジョン・ランディス監督は、「この映画は、ダン・エイクロイドとジョン・ベルーシのリズム&ブルースに対する真の情熱と、アフリカ系アメリカ人の偉大なアーティストとシカゴの街に対する私たちの相互の愛情の賜物です」とコメントしている。
2020年に新たにアメリカ国立フィルム登録簿に加わる25作品は以下の通り。
「Kid Auto Races at Venice(原題)」(日本未公開・1914)
「Bread(原題)」(日本未公開・1918)
「The Battle of the Century(原題)」(日本未公開・1927)
「With Car and Camera Around the World(原題)」(日本未公開・1929)
「キャビン・イン・ザ・スカイ」(1943)
「Outrage(原題)」(日本未公開・1950)
「黄金の腕」(1955)
「野のユリ」(1963)
「時計じかけのオレンジ」(1971)
「スウィート・スウィートバック」(1971)
「ワッツタックス スタックス・コンサート」(1972)
「グリース」(1978)
「ブルース・ブラザース」(1980)
「Losing Ground(原題)」(1982)
「Illusions(原題)」(日本未公開・1982)
「ジョイ・ラック・クラブ」(1993)
「The Devil Never Sleep(原題)」(日本未公開・1994)
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(1999)
「The Ground(原題)」(日本未公開・1993~2001)
「シュレック」(2001)
「Mauna Kea: Temple Under Siege(原題)」(日本未公開・2006)
「ハート・ロッカー」(2008)
「ダークナイト」(2008)
「Freedom Riders(原題)」(日本未公開・2010)
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー