Netflix、84年ぶりの快挙なるか 米アカデミー作品賞歴代最多ノミネート記録更新の可能性
2020年11月30日 11:00

配信大手のNetflixが、第93回米アカデミー賞で作品賞へのノミネート数の歴代最多記録を更新する可能性があると、米バラエティが報じている。
現在、ひとつの映画会社からのアカデミー作品賞ノミネート最多記録は、1937年にMGMが達成した5作品(10作品中)。今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大手スタジオの作品が劇場公開されない状況が続いていることから、配信プラットフォームに有利な流れとなっている。
なかでも、これまで高品質なコンテンツをリリースし、「ROMA ローマ」「アイリッシュマン」「マリッジ・ストーリー」が同賞を逃してきたNetflixには、最多ノミネート記録更新の期待が寄せられている。現段階でノミネートが有力視されているのは、デビッド・フィンチャー監督、ゲイリー・オールドマン主演で名作「市民ケーン」の誕生秘話を描いた「Mank マンク」と、ベトナム戦争の抗議活動から逮捕・起訴された7人の男性の裁判の行方を描いた実録ドラマ「シカゴ7裁判」(アーロン・ソーキン監督)だ。
アカデミー会員の約63%が映画技術部門に属していることから、撮影や音響で高評価を得ている「Mank マンク」、編集と脚本、そしてエディ・レッドメイン、ジョセフ・ゴードン=レビット、マイケル・キートン、ジェレミー・ストロングらキャストの豪華さとバランスが評価されている「シカゴ7裁判」は、ノミネートしやすい環境にあるといえる。
そのほかジョージ・C・ウルフ監督がメガホンをとり、故チャドウィック・ボーズマンさんが主演した「マ・レイニーのブラックボトム」、メリル・ストリープとニコール・キッドマンが共演したミュージカル映画「ザ・プロム」、スパイク・リー監督がベトナム戦争とアメリカの闇を描いた「ザ・ファイブ・ブラッズ」、ジョージ・クルーニーが監督・製作・脚本を担い、フェリシティ・ジョーンズが共演した「ミッドナイト・スカイ」なども、候補作として注目を集めている。
さらに、Netflix作品だけで1つの部門を独占する可能性も浮上している。過去に1度、74年に衣装デザイン賞にノミネートされた全5作品すべてがパラマウント・ピクチャーズによるものだったが、Netflixが何らかの部門を独占すれば、こちらも歴史的な快挙となる。
第93回米アカデミー賞授賞式は、2021年4月25日(現地時間)に開催予定。
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