「タクシードライバー」「レイジング・ブル」の名撮影監督マイケル・チャップマンさん死去
2020年9月24日 18:00

[映画.com ニュース]マーティン・スコセッシ監督の「タクシードライバー」「レイジング・ブル」なで知られる名撮影監督マイケル・チャップマンさんが他界したことが、このほど明らかになった。妻で脚本家のエイミー・ホールデン・ジョーンズ(「ミスティック・ピザ」「ベートーベン」)が自身のTwitterで公表したもので、死因は明らかにされていない。84歳だった。
1935年11月21日、ニューヨーク生まれのチャップマンさんは、コロンビア大学卒業後、鉄道会社に就職。その後、義父でフランス生まれの撮影監督ジョー・ブランのカメラアシスタントとしてコマーシャルやドキュメンタリー、長編映画の撮影に関わるようになった。
やがてカメラオペレーターとしての活動をはじめ、ハル・アシュビー監督「真夜中の青春」(1970)、アラン・J・パクラ監督「コールガール」(71)、フランシス・フォード・コッポラ監督「ゴッドファーザー」 (72)、スティーブン・スピルバーグ監督「ジョーズ」(75)などを担当。「真夜中の青春」「コールガール」「ゴッドファーザー」で撮影監督を務めたゴードン・ウィリスのもとで学んだ彼は、ハル・アシュビー監督の「さらば冬のかもめ」(73)で撮影監督デビューを果たす。「ウディ・アレンのザ・フロント」(76)を経て、マーティン・スコセッシ監督の「タクシードライバー」(76)を担当。その後、「ラストワルツ」(78)、「レイジング・ブル」(80)、マイケル・ジャクソンのミュージックビデオ「Bad」でスコセッシ監督とタッグを組んでいる。
ほかにも、「SF ボディ・スナッチャー」(78)、「ハードコアの夜」(79)、「2つの頭脳を持つ男」(83)、「ロストボーイ」(87)、「3人のゴースト」(88)、「ゴーストバスターズ2」(89)、「キンダガートン・コップ」(90)、「ドク・ハリウッド」(91)、「ハリソン・フォード 逃亡者」(93)、「ライジング・サン」(93)、「真実の行方」(96)など多彩な作品を担当。「レイジング・ブル」(80)と「逃亡者」(93)でアカデミー賞撮影賞を2度受賞している。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー