『かって僕らは兄弟だった』というロビーの見解で作られた2019年のドキュメンタリーは懐かしかった。実はこれを機にロビーに不信感を抱いてしまった。そして他のバンドメンバーの見解を知る必要があると思ってレイヴォンの見解の本を読むつもりだったが、やっと今になって読み始めている。From Down in the Delta to the Birth of The Band and Beyond という本で、ものすごく長編なので、私はまだ彼らがボブディランのバックバンドで演奏するところまで行っていない。でも、これを参考にかなりの1960年初期の音源が聴ける。リチャード・マニュエルのボーカルが多い。 Richard Manuel (Levon & The Hawks) - Georgia On My Mind (LIVE!) CANADIAN SQUIRES-LEAVE ME ALONE
The Bandは最高にクールで、南部の曲、ブルース、ゴスペル、デキシー、ロックなどが大好きだから、オールマンブラザーズバンドの次によく聞いていた。五人全員が実力のある人たちの集まりで誰がリーダーだとか誰が優れているかなどとは聞いたことがなかった。歌詞はときどき、つまらない歌詞で、もうちょっと深みをつけてもいいなあと思うけど、それがブルースや南部の良さ。シンプルな中でジーンと伝わってくるものがあるので好きだ。
It makes no difference where I turn I can't get over you and the flame still burns It makes no difference, night or day The shadow never seems to fade away And the sun don't shine anymore And the rains fall down on my door Now there's no love As true as the love That dies untold But the clouds never hung so low before
バンドのツアーマネジャーがスコセッシとロビーをあわせたと読んだ記憶がある。ザ・バンドを会わせたのではなくロビーを。ロビーはこの後に、スコセッシの映画、アイリッシュマンなどの音楽を担当してハリウッド界に入っている。ロビンはすでに次の道を一人で歩み始めていたわけだが、スコセッシやグラハムや他のアーチスト、詩人の方向に軌道を変更している。映画の最後でリチャードがアイシャルビーリリースのソロを歌うところで彼の存在はカメラから漏れて、ゼロに等しくなった。ガースもほとんど。なぜ下記のコンサートのように制作できなかったのか。カメラマン?それとも制作者をの問題? The Band - Wembley Stadium 14/09/1974 ロンドンのウェンブリーのようにメンバー皆を映して欲しかった。