キンダガートン・コップ

劇場公開日:

解説

麻薬犯罪を追うロス警察の鬼刑事キンブル。組織のボスの息子が通う幼稚園に潜入捜査することになり、保父になりすますが、子供相手に四苦八苦……。シュワルツェネッガーと子供たちが次第に仲良くなっていく様子がほのぼのと描かれているアクション・コメディ。

1990年製作/111分/アメリカ
原題:Kindergarten Cop
劇場公開日:1991年6月29日

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映画レビュー

5.0思ったより重いテーマ

2020年12月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

テーマを見逃すな。

アーノルド・シュワルツネッガーが保父さんになるのですが、
コメディの形を装った鋭い社会批判ものです。

制作当時のアメリカの世相をそのまま取り上げて、直視しているんですよ。
少し遅れて、これは今の日本の姿。

不和、離婚、家庭崩壊、虐待と連れ去り・・
アメリカで「家系図」を書く宿題を出したら、自分を真ん中にして父親2人、母親2人、祖父母に至っては両手に収まらない「円形の家系図」を提出する子がいると。

劇中、
シュワちゃんが、受け持ち担当の子供たちの、ひとりひとりの自己紹介を聞く場面で、シュワちゃん同様、僕も衝撃が胸に迫ってしまって たまりませんでした。

読み聞かせの児童書は(プーさんシリーズの)A.A.ミルンの初期の絵本『ぼくたちがとてもちいさかったころ』(英:When We Were Very Young)。
これは、6年間面会出来ずに離れている息子にかつてシュワちゃんが読んでやっていたその本なのでした。

幼く柔らかき魂にしあわせあれと祈る、美しい「詩集」。
思い出の本を手に、絶句して固まる彼。
それを肌で感じ取って静かに寄り添う悪ガキたち。

社会派映画でした。
リンカーンの演説を、子らが大人たちに向けて発表する舞台で映画は終わります。
笑い事ではありません。
「高校生になってからでは遅い」
「幼稚園のうちに子供たちに教えたい」
― 劇中のせりふです。

・・・・・・・・・・・・

リンカーン演説
[1863年、ゲティスバーク、冒頭]
87年前、われわれの父祖たちは、自由の精神にはぐくまれ、「人はみな平等に創られている」という信条にささげられた新しい国家を、この大陸に誕生させた。

[結尾]
この国に神の下で自由の新しい誕生を迎えさせるために、そして、
人民の人民による人民のための政治を地上から決して絶滅させないために、われわれはここで固く決意する。

・・・・・・・・・・・・

映画は、
バロディでもコメディでもない。
小さな国民たちの侵されざる人権と、平等と、尊厳を、今一度アメリカがアメリカ自身に問う、新しい「宣言」となっている。

こんな映画とは知らなかったので、少なからず驚いている僕です。
家庭を壊してしまった自分としては、やっちまった感で辛い。

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共感した! 3件)
きりん

2.5コメディしてない。

2020年9月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

遠い記憶では面白かったと思ってたのだけど、
今見るとシュワちゃんが幼稚園児の先生になる
と言う面白要素が活かされてなかった。

てんやわんやで、幼稚園児に振り回されて、
幼稚園児と一緒に悪者を退治する話だっけか?
と思ったら、ただ幼稚園児の先生になるだけで、
悪役の子供を探す謎解きと恋愛に終始してて、
笑える所はあんまりなかった。

相棒役が急に吐き出すとかもよく分からない設定で
ちょっとガッカリでした。

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奥嶋ひろまさ

0.5笑えない

2019年10月23日
PCから投稿

コメディなのに笑うことなし、それだけ

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アサシンⅡ

3.0フェレット可愛いな。

2019年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

 コメディ映画というよりは、笑える要素の多いアクション映画といった感じか?筋肉もりもりの厳つい刑事が幼稚園の先生になるんだから、中々融通の利かない堅物の面白さがあり、ほのぼのとしたシーン有り。しかし、シュワちゃんのロマンス部分がイマイチで、いい脚本とは言えない。

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kossy
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