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「トイ・ストーリー4」監督、ユニバーサルの新作モンスター映画でメガホン

2020年7月15日 11:00

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ジョシュ・クーリー監督
ジョシュ・クーリー監督
Photo by Rachel Luna/Getty Images

[映画.com ニュース] ディズニー/ピクサーの大ヒットアニメ「トイ・ストーリー4」のジョシュ・クーリー監督が、米ユニバーサル・ピクチャーズの新作モンスター映画「Little Monsters(原題)」で脚本・監督を務めることが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。

ジュラシック・ワールド」「キングコング 髑髏島の巨神」などのヒット作でコンセプトアートを担当した、マーク・“クラッシュ”・マクリーリーの原案およびキャラクター・デザインを基とする同作は、ユニバーサルが誇る名作モンスター映画の数々をインスピレーションに、実写とCG、アニメーションを組み合わせたハイブリッドな作品になるという。

プロットは現時点で明かされていないが、同誌が関係者から入手した話によれば、往年のハリウッドと映画作りの伝統に捧げたラブレターのような内容で、幅広い年齢層の観客にアピールする一風変わったモンスター映画のようだ。

2月に全米公開されたリメイク版「透明人間」(リー・ワネル監督/エリザベス・モス主演)が全米で予想を上回る大ヒットを記録したことから、モンスター映画のリブートに力を入れるユニバーサルでは現在、エリザベス・バンクス監督・主演の「インビジブル・ウーマン(原題)」、ドラキュラ伯爵のしもべを主人公にしたデクスター・フレッチャー監督の「レンフィールド(原題)」など、モンスター映画のリブート企画が多数進行中。その起爆剤となった「透明人間」のワネル監督は、同作の続編の準備に入るかたわら、ライアン・ゴズリングを主演に迎えたリブート版「狼男」でもメガホンをとることが決定している。

ユニバーサルは様々なリブートを検討するなか、ホラー寄りのR指定作品という従来の枠組みにとらわれない、より柔軟なモンスター映画の可能性を模索しはじめたようだ。

ピクサー・アニメーション・スタジオ勤続17年の大ベテランであるクーリー監督は、「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」などにストーリーボード・アーティストとして参加したのち、「カールじいさんの空飛ぶ家」の短編映画「ジョージとAJ」で監督デビュー。「インサイド・ヘッド」の脚本を経て、長編映画初監督作となる「トイ・ストーリー4」で見事アカデミー賞長編アニメーション賞に輝いた。

次回作として、米パラマウント・アニメーションとハズブロの共同製作による長編アニメーション版「トランスフォーマー」が控えているほか、トーマス・テイラーのベストセラー児童小説を映画化する米ソニー・ピクチャーズの新作「Malamander(原題)」で実写映画監督デビューを果たす。

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