荒井晴彦×森達也×白石和彌×井上淳一、全国のミニシアターを支援するリモートトーク隊結成
2020年6月4日 10:00
[映画.com ニュース] 「#SaveTheCinema『ミニシアターを救え!』プロジェクト」の呼びかけ人である荒井晴彦(「火口のふたり)、森達也(「i 新聞記者ドキュメント」)、白石和彌(「ひとよ」「凪待ち」「麻雀放浪記2020」)、井上淳一(「誰がために憲法はある」)が、全国のミニシアターで上映されている映画のトークショーに“オンライン”で出演するチーム「勝手にしゃべりやがれ!」を結成したことがわかった。
6月1日から首都圏のミニシアターの多くが再開し、これによって全国のミニシアターの大半が“復活”をとげたことになる。しかし、なかなか通常運転とはいかず、新型コロナウイルス感染対策に万全を期すため「前後左右を空けるため座席数は半分」「ロビーの混雑を避けるため休憩時間は長め」「毎上映ごとに換気・消毒」を徹底しなければならない。そんなミニシアターを支援するために、トーク隊「勝手にしゃべりやがれ!」は結成された。
トークの題材は、4人の関連作品に関わらず、日本映画、外国映画、ドキュメンタリー、アニメなど、ミニシアター側のリクエストに応じる。同時配信、後日配信を問わず、劇場での料金システム同様、配信料金は映画館側に一任。300円、500円、もしくは「投げ銭」、無論「無料」でも実施可能だ。
トークショーのルールとして示されているのは、13項目。「1:トークする映画は、映画館側の希望による」「2:配信の有無、方法は劇場に任せる」「3:配信の料金も劇場に任せる。無料でも可能」「4:映画選択、配信方法、料金設定以外には、劇場には迷惑をかけない」「5:トークの進行、トーク時間などは、その都度、劇場と話し合いながら決める」「6:劇場に来た観客は、4人と質疑応答することが出来る」「7:常に4人が揃うとは限らない」「8:トークは4人にこだわらず、随時ゲストの参加も可能」「9:4人が脚本、監督、プロデューサーとして関わる映画は、1人だけの参加でもこのイベントの一環とする」「10:トークの受付は、太秦株式会社(小林三四郎)と井上淳一が担当」「11:期間はコロナ収束までとし、生の舞台挨拶&トークショーが可能になっても、劇場側から求められれば、トークを実施」「12:4人の願いは、一日も早くミニシアターに観客が戻ること。そして、映画の様々の見方を提示し、映画館で観る映画の面白さを知ってもらうこと」「13:ギャランティーは一切派生しない」が定められている。
トーク実施予定の劇場は、ユーロスペース(渋谷区)、シネマスコーレ(名古屋市)、シアターキノ(札幌市)、長野相生座・ロキシー(長野市)、上田映劇(長野県上田市)、松本シネマセレクト(長野県松本市)、シネウインド(新潟市)、高田世界館(新潟県上越市)、川越スカラ座(埼玉県川越市)、あまや座(茨城県那珂市)、横川シネマ(広島市)、シネマ5(大分市)、ガーデンズシネマ(鹿児島市)、ゆいシネマを守る会 日本最南端の小劇場再建プロジェクト(沖縄県石垣市)。現在、トークショーを実施したい劇場を募集中だ。
現段階で決定しているトークショーの内容は、以下の通り。
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