大林宣彦監督版「ニュー・シネマ・パラダイス」! 「海辺の映画館」豪華キャスト結集の予告完成
2020年2月13日 07:00

[映画.com ニュース] 大林宣彦監督が、約20年ぶりに故郷である広島・尾道市で撮影した映画「海辺の映画館 キネマの玉手箱」の公開日が、4月10日に決定。あわせて予告編がお披露目され、成海璃子、山崎紘菜、常盤貴子、高橋幸宏、小林稔侍、武田鉄矢、稲垣吾郎、浅野忠信、片岡鶴太郎、南原清隆、伊藤歩、尾美としのり、柄本時生、蛭子能収、渡辺えり、長塚圭史、満島真之介、窪塚俊介、中江有里、笹野高史ら豪華キャスト陣の姿を確認することができる。
“大林的戦争三部作”とも称される「この空の花 長岡花火物語」「野のなななのか」「花筐 HANAGATAMI」を経て放たれた本作。大林監督の映画への情熱と平和への思いが凝縮された、大林版「ニュー・シネマ・パラダイス」とも言える作品に仕上がった。無声映画、トーキー、アクション、ミュージカルなど様々な映画表現で、戦争の歴史をたどるストーリーが展開していく。
尾道の海辺にある唯一の映画館「瀬戸内キネマ」が閉館を迎えた。最終日の「日本の戦争映画大特集」オールナイト興行を見ていた若者3人は、突然劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの世界にタイムリープする。戊辰戦争、日中戦争、沖縄戦、そして原爆投下前夜の広島を訪れ、やがて移動劇団「桜隊」と出会う。若者たちは、歴史上では原爆の犠牲となった「桜隊」の運命を変えようと奔走する。
予告編では、武田が榎本健一の名曲をカバーした主題歌「武器ウギ 無茶坊弁慶」にのせ、豪華キャスト陣が次々と登場。まさに「玉手箱」のように彩り豊かに、様々な表現で平和を願う物語が紡がれる。映像は、山田洋次監督が寄せた「とにかくおもしろい。大林監督と病気を闘いながら、前作『花筐 HANAGATAMI』を上まわる作品を作られたことに、とても勇気づけられました」というコメントで締めくくられている。
「海辺の映画館 キネマの玉手箱」には、ほか厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、新人の吉田玲らも出演。4月10日から東京のTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。
(C)2020「海辺の映画館 キネマの玉手箱」製作委員会/PSC
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