この空の花 長岡花火物語

ALLTIME BEST

劇場公開日

  • AmazonVideoで今すぐ見る
この空の花 長岡花火物語
39%
43%
10%
6%
2%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

解説

2004年の新潟県中越地震から復興をとげ、11年の東日本大震災発生時には被災者をいち早く受け入れた新潟・長岡市を舞台に、ひとりの女性新聞記者がさまざまな人と出会い、不思議な体験を重ねていく姿を大林宣彦監督が描く。11年夏、熊本・天草の地方紙記者の玲子が新潟・長岡を訪れる。目的は、中越地震を乗り越え復興し、東日本大震災の被災者をいち早く受け入れた同地を取材すること。そして、長年音信不通だった元恋人からの「長岡の花火を見てほしい」という便りに心ひかれたためだった。

2011年製作/160分/G/日本
配給:PSC、TMエンタテインメント

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

Amazonプライムビデオで関連作を見る

今すぐ30日間無料体験
いつでもキャンセルOK  詳細はこちら!

Amazonプライムビデオ

Powered by Amazon

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15

(C)「長岡映画」製作委員会・PSC All rights reserved.

映画レビュー

5.0まだ戦争には間に合う

kossyさん
2021年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 大林的戦争三部作とも名づけられた本作品、『野のなななのか』(2014)、『花筐』(2017)。「ふるさと映画」の一環でもあり、戦争を知らない若者たちに作ったというメッセージも色濃く感じられる。さらに東日本大震災にも関連付け、戦争末期の長岡空襲とその後の長岡花火への流れを描いた内容だ。大林監督自身初のデジタル撮影だということですが、昔からのフィルム合成による特殊効果は健在だった。

 高校生・元木花による脚本で長岡花火大会と同じ日に柿川で行われた演劇が中心ではあるが、序盤ではタクシー運転手(笹野高史)の説明で7月20日に疑似原子爆弾が投下された地点や焼夷弾による説明がなされていて、1480人余りが犠牲となった8月1日の長岡空襲について学ぶことができる。また長岡出身の山本五十六、米百俵の小林虎三郎、河井継之助、そして堀口大學の話も貴重だ。

 人が恐怖を感ずるのは想像力を超えたときだという。敵を恐怖に陥れるのは簡単、想像力を奪えばいいのだ。戦争について多くを知っていれば対策はできる。映画という虚構ではあるが想像力を働かせるに足りうる描写によって戦争の無意味さが伝わってくるのです。高校生たちの演劇は十分すぎるほどの恐怖を与えてくれて、焼夷弾という人を殺すためだけの武器に怒りをも感じる。

 ストーリーは松雪泰子演ずる新聞記者がさまざまな人と出会い、長崎と長岡の関係や元恋人である教師の高嶋政宏への思いを描いたもの。一輪車や山下清の存在によってノスタルジーを感じる映像と、後半にモデルとなった人やインタビューも重ね、ユニークな構成となっています。だけど、不思議なことに抽象的であったり、恐怖だけを描く内容から自然に涙がこぼれてくる。平和と復興・・・感じるのはそれだけはないのです。

 爆弾を花火に!山下清演ずる元たまの石川浩司も印象に残るけど、サックス奏者の坂田明も強烈な印象。1945年広島に生まれた坂田明による魂のサックス演奏も注目だ。右手だけでプレイする姿も凄まじい。

コメントする (コメント数 1 件)
共感した! (共感した人 3 件)
kossy

4.0あの夏長岡で、日本で起きた事-鎮魂の白菊

こころさん
2021年4月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 2 件)
共感した! (共感した人 3 件)
こころ

4.0死者の存在

ミカさん
2020年10月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

大林監督が亡くなられた時に町山智浩さんが、「大林作品には幽霊が良く出てきますが、この幽霊は戦争で亡くなった人達のことです。彼らが過ごせなかった青春や人生を映画の中で過ごさせているのです」みたいな事を仰っていたのを聞き、大林作品に幽霊が良く登場する理由が良く理解できました。本作はその大林監督の最も伝えたい『死者の言葉』を代弁した大林作品の集大成だと感じました。

私自身、長岡の歴史を全く知らずに鑑賞しましたが、長岡は中越地震、新潟豪雨、柏崎原発、長岡大空襲と、戦争や災害の象徴と言える場所だと思います。原発は、決して福島だけの話ではない。原爆は、広島や長崎だけの話ではない。日本全体の痛みなのだと言われた気がします。

戦争で亡くなった名も無き沢山の先人達。自分達が死んだ理由も意味も分からなかった沢山の先人達。慰霊をする人。復興を願う人。そして、平和を願い花火を打ち上げ続ける長岡の人達。

あの戦争から随分と時間が経ち、戦争を語れる人も死者の気持ちを代弁する人も少なくなってしまった現在、大林監督から『反戦』という強い想いが伝わってきました。

本作をくどい、しつこいと感じる人もいると思います。でも私は、『過ちは繰り返しませぬから』という気持ちでいっぱいです。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 4 件)
ミカ

5.0大林監督の祈り

SpicaMさん
2020年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

東日本大震災と原発事故の発生。
この二種類の災害を経験した新潟県中越地方が舞台となり、薄れ行く第二次世界大戦の記憶の中で、現在と過去、遠距離に住む人々の間の恋や友情を行き来しつつ、壮大な劇中劇も取り入れた、大林監督ならではの鎮魂と祈りに満ちた映画。
監督がインタビューで気にされているように、たくさんの大切なエピソードが詰め込まれているため、かなり長いのだが、じっと画面を追っているうちに監督の平和への思いがじわじわと伝わってきて泣けた。
たくさんの悲しい魂に安らぎを。今も胸に悲しい思い出を秘めつつ生きる人に慰めを。
そして、辛くても無数の悲しい出来事を語り継ぐこと。それが今を生きる私達に出来ることだと気付かせてくれる映画。

コメントする
共感した! (共感した人 3 件)
SpicaM
すべての映画レビューを見る(全25件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「この空の花 長岡花火物語」以外にこんな作品をCheck-inしています。