ベルリン2冠! 現代ロシアの伝説的作家の“6日間”に迫る「ドヴラートフ」4月25日公開
2020年2月3日 10:00

[映画.com ニュース] 第68回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、銀熊賞(芸術貢献賞)とベルリーナー・モルゲンポスト紙読者賞の2冠に輝いた「Dovlatov(英題)」が、「ドヴラートフ レニングラードの作家たち」の邦題で、4月25日から日本公開されることが決定。あわせて、「なにがあろうとも オレたちは存在する これからも」という言葉が添えられたメインビジュアルもお披露目された。
本作は、現代ロシアの伝説的作家セルゲイ・ドブラートフの半生に迫った作品。ジャーナリストとして働きながら文筆活動にいそしむドブラートフの日々から、6日間が切りとられる。舞台となるのは、“雪解け”と呼ばれ、言論に自由の風が吹いた社会に、再び抑圧的な“凍てつき”の空気が満ち始めた1971年のソビエト・レニングラード(現サンクトペテルブルク)。主人公ドブラートフを始め、のちにノーベル賞を受賞する詩人ヨシフ・ブロツキーら若き芸術家や活動家たちのひたむきな生が描かれる。
メガホンをとったのは、「神々のたそがれ」のアレクセイ・ゲルマン監督の息子として知られるアレクセイ・ゲルマン・Jr.監督。ドブラートフ役は、セルビア人俳優ミラン・マリッチが演じ、「VIKING バイキング 誇り高き戦士たち」「マチルダ 禁断の恋」のダニーラ・コズロフスキー、「裏切りのサーカス」「ウルヴァリン:SAMURAI」のスベトラーナ・コドチェンコワ、「裁かれるは善人のみ」のエレナ・リャドワといった実力派俳優が脇を固める。撮影は「イーダ」「COLD WAR あの歌、2つの心」でアカデミー賞撮影賞にノミネートされたウカシュ・ジャルが担当している。
街並みやインテリア、ファッションから小物に至るまで、徹底した再現でブレジネフ時代の光と闇をリアルに描き出した。さらに、近代ロシア文学を代表するプーシキン、ドストエフスキー、チェーホフ、同時代に活躍したカフカ、カンディンスキー、ヘミングウェイといった著名な芸術家たちのエピソードが登場。国内外でも話題となり、英語圏とスカンジナビアでの配給権をNetflixが獲得している。
「ドヴラートフ レニングラードの作家たち」は、4月25日から東京・渋谷ユーロスペースほか全国順次公開。
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