ダルデンヌ兄弟のカンヌ監督賞受賞作、5月公開 過激な宗教思想に染まる少年を描く
2020年1月22日 12:00

[映画.com ニュース] 第72回カンヌ国際映画祭で監督賞に輝いた、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督作「ヤング・アーメッド(英題)」が「その手に触れるまで」の邦題で、5月22日に公開されることがわかった。普通の少年が宗教の過激な思想に染まっていくさまを、丹念に描き出す。
「サンドラの週末」「午後8時の訪問者」で知られる巨匠ダルデンヌ兄弟の監督作品がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されるのは、8作品目となる。さらに、最高賞にあたるパルムドール(「ロゼッタ」「ある子供」)、男優賞(「息子のまなざし」)、女優賞(「ロゼッタ」)、脚本賞(「ロルナの祈り」)、グランプリ(「少年と自転車」)、そして本作で監督賞をそれぞれ獲得し、審査員賞を除く全ての主要賞を受賞する、史上初の偉業を達成した。
物語の主人公は、ベルギーに暮らす13歳の少年アメッド。ゲーム好きの平凡な男の子だったが、徐々に尊敬するイマーム(イスラム教の指導者)に感化され、過激な思想にのめりこむ。やがて、思想にとって脅威だと思われる先生を殺さなければならない、という狂信的な考えにとり憑かれていく。
常に社会的弱者の視点に立ち、厳しさと優しさをあわせ持ったエンディングを提示してきたダルデンヌ兄弟が紡いだ、「いつか題材にするだろう」と語っていたテロをテーマにした物語。いくつもの出来事を積み重ね、少年の感情の変化を丁寧にすくい取った。海外メディアからも「物語と力強い主人公の演技に引き込まれる。鮮やかな作家性、省略と共感から生み出された力強い作品」(英ガーディアン)、「シンプルでいて、心を掴んで離さない」(米VARIETY)、「ダルデンヌ兄弟の虜だ!」(ニューヨークタイムス)と絶賛評が相次ぎ、ウォルター・サレス監督(「オン・ザ・ロード」)やアモス・ギタイ監督(「フリー・ゾーン 明日が見える場所」)も称賛をおくった。
「その手に触れるまで」は、5月22日から東京のヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
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