K・スチュワートが世界を欺いた美少年作家に! J・T・リロイ事件を描く映画、20年2月公開
2019年11月12日 12:00

[映画.com ニュース] クリステン・スチュワートが主演を務めた映画「JT・リロイ(原題)」が、「ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏」の邦題で、2020年2月14日に公開されることがわかった。スチュワート演じるJ・T・リロイは、アメリカ文壇に彗星のごとく登場し、一躍時代の寵児となった美少年作家。2000年代にリロイは2人の女性が作り上げた架空の人物であることが報じられ、一大スキャンダルへと発展した。
娼婦として生きる母と息子を描いた映画「サラ、いつわりの祈り」の原作者として知られ、その才能と美貌から多くのセレブを魅了し、センセーションを巻き起こしたリロイ。しかし、後にローラという女性が50ドルでティーンエイジャー・サヴァンナを雇い、リロイを演じさせていたことが明らかになった。
新鋭ジャスティン・ケリーがメガホンをとる本作では、驚くべき実話を、初めてサヴァンナの視点から描く。「トワイライト」シリーズや「カフェ・ソサエティ」のスチュワートがサヴァンナ、「マリッジ・ストーリー」が控えるローラ・ダーンがローラを演じる。そのほか、ダイアン・クルーガー(「女は二度決断する」)、ジム・スタージェス(「ジオストーム」)、コートニー・ラブ(「シド・アンド・ナンシー」)らが共演した。
あわせてお披露目されたポスターは、文壇のカリスマ・リロイとして世間の注目を一身に集めたサヴァンナの背後に、彼女を操っていたローラが控えているビジュアル。小さな嘘が積み重なり、“虚構”が”リアル”を超え、リロイと一体化していくサヴァンナ――そして、「操り人形のめざめ」というコピーが、意味深におさめられている。
「ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏」は、20年2月14日から東京・新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開。
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