スタジオジブリ、米ストリーミングサービス「HBO Max」と独占配信契約
2019年10月20日 14:09
[映画.com ニュース] 2020年春に全米でサービスを開始する米ワーナーメディアの新ストリーミングサービス「HBO Max」が10月17日(現地時間)、スタジオジブリと独占配信契約を交わしたと発表した。
米Wrapによれば、HBO Maxはアカデミー賞長編アニメーション賞受賞の「千と千尋の神隠し」や「もののけ姫」といった代表作はもちろんのこと、「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」など初期のものから、「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」「かぐや姫の物語」など比較的近年のものまで、同スタジオ製作による劇場アニメーション全作品の全米配信権を獲得。ジブリ作品がストリーミングサービスで配信されるのはこれが初めてとなる。
契約締結の発表に際し、HBO Maxのケビン・ライリーCCO(チーフ・コンテント・オフィサー)は「息をのむほど美しい映像と人間味あふれる魅惑的なストーリーで、世界中の観客を魅了してきたスタジオジブリの素晴らしい作品群を、私たちのサービスを通じてより多くの人々に届けたい」と思いを告白。スタジオジブリ代表取締役会長の星野康二氏も、「HBO Maxという理想のパートナーの協力のもと、スタジオジブリの全作品をアメリカの観客にお届けできることに、我々一同、心から興奮しています。サービスが開始される来春、既存のジブリファンにはさっそくお気に入りの過去作をじっくり見直す機会が、またジブリをまったく知らない新たな観客には、我々の作品を初めて体験する喜びが待っていることでしょう」と全米の観客に向け期待をあおった。
係者1200人が見送る