ポン・ジュノ監督作「パラサイト」貧しい一家の“ただならぬ計画”を映した30秒予告完成
2019年8月30日 08:00
[映画.com ニュース] 第72回カンヌ国際映画祭の最高賞となるパルムドールに輝いたポン・ジュノ監督作「パラサイト 半地下の家族」のティザービジュアルと30秒予告が、このほどお披露目された。
全員失業中、“半地下”住宅で暮らす貧しい一家の長男が、IT企業を経営する超裕福な一家の家庭教師になったことから、想像を遥かに超える悲喜劇が展開する。カンヌ国際映画祭では、審査員満場一致の決定で韓国映画史上初となるパルムドールを獲得。韓国では1000万人突破、フランスでは150万人を超え、公開が始まった世界各国でも動員記録を塗り替える爆発的な盛り上がりを見せている。
主演を務めるのは、「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」「スノーピアサー」に続き。ポン監督と4度目のタッグとなったソン・ガンホ。共演には、「ソニはご機嫌ななめ」「最後まで行く」のイ・ソンギュン、「後宮の秘密」のチョ・ヨジョン、「オクジャ okja」「新感染 ファイナル・エクスプレス」のチェ・ウシクら実力派が結集している。
ティザービジュアルは「全世界、鳥肌熱狂! 100%予測不能エンターテインメント!」「全員失業中の一家が目指す高台の豪邸。そこは、最高の就職(パラサイト)先――!?」というコピーが添えられたもの。モダンな豪邸の庭に佇む全員に“目線隠し”が施されており、一見、見分けがつかない「貧しい家族」と「裕福な家族」の運命がどのように交差していくのか、期待が膨らむ仕上がりになっている。
30秒の特報は、“半地下”で暮らすキム一家の日常からスタート。やがて、長男ギウがIT企業のCEOパクの家へ家庭教師として入り、続けて妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れる。そして「息子よ、何か“計画”があるのか」というセリフから、キム一家が“ただならぬ計画”を企んでいるような印象を抱かせる。
「パラサイト 半地下の家族」は、2020年1月から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。