「人間失格」メイキング写真入手 蜷川実花監督が映し出す、気高く美しい女性たち
2019年8月28日 12:00

[映画.com ニュース] 俳優の小栗旬と蜷川実花監督がタッグを組んだ映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」のメイキング写真を、映画.comが独占入手した。天才作家・太宰治を取り巻く女性たちを体現した宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみが、蜷川監督とともに撮影に臨む真剣な表情を切り取っている。
「斜陽」「走れメロス」など日本文学史上に残る傑作を創出した作家・太宰の人生を描く本作。身重の正妻と2人の愛人に囲まれたスキャンダラスな私生活や、死の直前に完成させ、後に累計発行部数1200万部以上を売り上げるベストセラー小説「人間失格」の誕生秘話を紐解いていく。小栗が太宰を演じるほか、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也という豪華俳優陣が顔をそろえた。
構想に約7年を費やし、才気と色気あふれるチャーミングな太宰像を作り上げたのは、世界的な写真家であり、映像作品も数多く手掛ける蜷川監督。2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の理事に就任するなど、様々なフィールドで活躍している。蜷川監督が自身の代名詞とも言える鮮やかな“ニナガワカラー”の中でとらえるのは、気高く美しく、そしてたくましい女性たち。映画監督デビュー作「さくらん」では、江戸時代の吉原遊郭でのし上がる勝ち気な花魁の物語を紡ぎ、沢尻が主演した「ヘルタースケルター」では、究極の美を追求する全身整形のファッションモデルを鮮烈に映し出した。
「人間失格」では、夫を献身的に支える正妻・津島美知子(宮沢)、「愛されない妻より、ずっと恋される愛人でいたい」と呟き子どもを望む愛人・太田静子(沢尻)、恋のためなら死も恐れない未亡人・山崎富栄(二階堂)という3人の女性の生き様を描き出す。蜷川監督が「太宰治にぶんぶん振り回されながら、最終的にみんな幸せそうなところに収まっている」と語る通り、太宰に翻ろうされているようで、実は自分の望みを叶え欲しいものを手に入れている、したたかな女性たちの姿に注目だ。
「人間失格 太宰治と3人の女たち」は、9月13日から全国で公開。
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