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菅田将暉&小松菜奈が3度目タッグ! 中島みゆきの名曲「糸」を瀬々敬久監督が映画化

2019年6月10日 05:00

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平成史とともに描く壮大な愛の物語
平成史とともに描く壮大な愛の物語
(C)2020映画『糸』製作委員会

[映画.com ニュース] 日本を代表するシンガーソングライター・中島みゆきの名曲「」に着想を得た実写映画の製作が決定。ダブル主演を務めるのは、菅田将暉小松菜奈。「ディストラクション・ベイビーズ」(真利子哲也監督)、「溺れるナイフ」(山戸結希監督)に続く3度目のタッグによって、平成史とともに壮大な愛の物語を紡ぎ出す。

2006年の「涙そうそう」(土井裕泰監督)は興行収入31億円、10年に公開された「ハナミズキ」(土井監督)は興収28.3億円――2000年以降、平成の名曲を基にした映画化作品は大ヒットを記録してきた。そして今回、実写映画化が決定した「」は、中島が知人の結婚式を祝して作り、92年10月に発表されたアルバム「EAST ASIA」収録曲を経て、98年2月に「命の別名」との両A面でリリースされた楽曲だ。Bank Band、クリス・ハート、森山直太郎、JUJU、福山雅治といったアーティストたちがカバーし、発表後30年近く経ってもますます輝きを増し続けている。

映画は、平成元年生まれの男女が出会い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり会うまでの18年間を“生活者の視点から見た平成史の変遷”とともに描き出す作品。「64 ロクヨン」(前編&後編)、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の瀬々敬久監督がメガホンをとり、原案・企画プロデュースに「黄泉がえり」「余命1ヶ月の花嫁」など数多くの感動作を手掛けてきた平野隆氏、脚本に「永遠の0」の林民夫が名を連ねる。北海道をはじめ東京、沖縄、シンガポールを舞台にストーリーが展開し、7~9月、冬季に各地での撮影を予定している。

中島みゆき
中島みゆき

菅田は高橋漣(たかはし・れん)、小松は園田葵(そのだ・あおい)に扮する。「13歳、初恋」「21歳、再会」「31歳、現在」という時間の中で、運命に引き離され、再び出会う男女を体現する。2人は「誰もが通る巡り合わせの遊歩道、。時に険しく、時に愉快な人間の性を、原曲へのリスペクトを忘れずに、仕合わせを掴み取る気持ちで挑んでいきたいなと思います。初めましての瀬々監督と、何度も共に闘ってきた小松菜奈というカップリングも純粋に楽しみです」(菅田)、「菅田さんとは何回か共演させていただき、過酷な撮影も一緒に乗り越えて来ました。そんな同志のような2人だからこそ紡ぎだせる空気感を大事に、一意奮闘しながら、丁寧に描いていきたいと思います」「今回の作品で私たちが、どんなで、どんな布を織りなすことができるのか、とても楽しみです」(小松)と語っている。

瀬々監督は「自分たちがどこから来てどこへ行くのか。縦のが時間の流れなら横のは広がりと人との繋がり。果たして、今、生きている時代をどう表したらいいのか、過去から来た未来をどう今という時間を通じて紡いでいけばいいのか。中島みゆきさんの『』という曲をどう解釈し映画としていくのか。大きな難問を課せられた気がします。ただ、そこには菅田将暉さんと小松菜奈さんという果敢さと繊細さと勇気を持たれたお二人が存在しています。その頼もしさの中で共に挑戦していきたいと思っています」と胸中を吐露。一方、中島氏は「『』は、とても素朴な曲ですから、いろいろな方々に歌っていただく度に、さまざまな色があらわれて、いつも驚かされています。この度は映像の世界に用いていただくこととなり、ありがとうございます。また新たな『』に出会えるのを、楽しみにしています」とコメントを寄せている。

映画「」は、20年に全国で公開。

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