おじさんたちがシンクロ!フランスで観客400万人動員「シンク・オア・スイム」予告
2019年4月19日 16:00

[映画.com ニュース]フランスで観客動員数400万人を突破し、第44回セザール賞で最多10部門にノミネートされた「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢」の本予告映像が公開された。マチュー・アマルリック演じる引きこもりのベルトランをはじめ、様々な悩みを抱えたさえないおじさんたちが、人生の再起をかけシンクロナイズド・スイミング(2018年4月から、日本水泳連盟によりアーティスティックスイミングに名称変更)に取り組む様子がコミカルに切り取られている。
「セラヴィ!」に俳優として出演するなど多彩な才能を発揮するジル・ルルーシュ監督がメガホンをとり、スウェーデンの実話をもとに映画化。うつ病がきっかけで会社を退職し、引きこもりがちな生活を送るベルトランは、地元の公営プールで男子シンクロチームの練習風景を目にする。子どもから軽蔑され、妻から慰められるだけの日々から抜け出したいと考えていたベルトランは、チーム入りを決意。家庭、仕事、将来に悩みを抱えるミッドライフ・クライシス(中年の危機)真っ只中のメンバーとともに、無謀にもオリンピックの金メダル獲得を目指すが、チームにはあらゆる困難が待ち受けていた。
「潜水服は蝶の夢を見る」「007 慰めの報酬」などで知られ、フランスを代表する俳優アマルリックが主演を務め、ギョーム・カネ(「セザンヌと過ごした時間」)が不満だらけの短気おじさん・ロラン、ブノワ・ポールブールド(「神様メール」)が倒産寸前の会社を抱えるマルキュスに扮する。そのほか、ミュージシャンを目指すも娘から「才能が無い」と言われてしまうシモン役のジャン=ユーグ・アングラード(「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」)、1人ぼっちのピュアな童貞おじさん・ティエリー役のフィリップ・カトリーヌ(「レット・ザ・サンシャイン・イン」)という個性豊かなキャストが顔をそろえた。
本予告には様々なタイプのおじさんたちが登場し、まさに“ダメなおじさんたちの見本市”状態に。自分を変えたいとプールへと飛び込み、シンクロを始めるベルトランだが、中年仲間とのパフォーマンスはなかなか上手くいかない。情けないがどこか愛おしいおじさんたちが、溺れかけながらもプールで奮闘し、サウナで寝そべっている場面も。そして、「挑戦者を笑うお前が負け犬だ!」というベルトランの叫びをきっかけに、シンクロを通して少しずつ輝きを取り戻していく姿が映し出され、「人生を舞え。ぶざまにかっこよく。」という言葉が印象的に響く映像となった。
「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢」は、7月12日から東京の新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。
(C)2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー