峯田和伸×岡田惠和「いちごの唄」全キャスト発表! 宮本信子、清原果耶、岸井ゆきのらが参加
2019年3月7日 07:00
[映画.com ニュース] 人気ロックバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸と、脚本家・岡田惠和氏がタッグを組んだ映画「いちごの唄」の全キャストが発表された。宮本信子、和久井映見、光石研といったベテラン勢に加え、「デイアンドナイト」の清原果耶、「愛がなんだ」(4月19日)の岸井ゆきの、「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の蒔田彩珠、「凪待ち」(2019年公開)の恒松祐里といった若手キャストが集結している。
岡田氏と峯田が発表した「いちごの唄」は、小説化と映画化を同時に進行。岡田氏は「銀杏BOYZ」の「漂流教室」「ぽあだむ」といった楽曲からインスパイアされたオリジナルストーリーを紡ぎ、峯田は小説にイラストを提供するだけでなく、映画への出演も果たすことになった。古舘佑太郎と石橋静河がダブル主演を務める本作は、1年に1度訪れる親友の命日に“逢うこと”を約束した男女の恋を描く。
宮本が演じるのは、コウタ(古舘)の亡き親友・伸二が住んでいた孤児院の園長役。「とても静かな映画で、少し心が痛くなるような、でも最後には爽やかな気持ちになれる作品」と本作の感想を述べつつ、自身の役どころについて「長い間ひとりでこの場所(孤児院)を守ってきた人」と説明。「その厳しさ、優しさの両方を表現できたら良いなと考えてとてもとても大切に、セリフを言わせて頂きました」と振り返っている。
コウタが想いを寄せるあーちゃんの中学生時代の姿に扮する清原は「大人のあーちゃんに繋ぐパズルピースを丁寧に集めなくちゃ、と模索していた日々を思い出します」「コウタとあーちゃんの切ない歩幅と、この作品の甘酸っぱい香りを胸いっぱいに感じて頂けたらいいなと想います」とアピール。一方、コウタのアパートの隣室に住んでいるパンク好きのお姉さん・アケミ役の岸井は「私が演じたアケミは彼(コウタ)の人生に勝手に入り込んで、勝手に通り過ぎていきます。事情があって、アケミはコウタの名前を一度も呼ばないけれど、名前をちゃんと知らなくても、人は出会って別れることができるんだなぁ。公開が楽しみです」と語っている。
コウタがボランティア活動先で出会う女の子役の蒔田は、本作を通じて「青春に年齢は関係ない」と考えたようで、「10代の時に感じる、嬉しさや、苦しさ、ドキドキする感情は、大人になると楽しめなくなるものだと想っていたけど、この作品を見て、大人だからこそ大切にできる青春があるんだなと知りました」。コウタの弟・シゲの恋人かずみに扮した恒松は「短い撮影期間でしたが、菅原(伸太郎)監督とまたご一緒させて頂き、先輩俳優の皆さんに混じってお芝居をする事はとても刺激的でした」とコメントを寄せている。
また、和久井と光石がコウタの両親、映画「3月のライオン」で主人公の幼少期を演じた大西利空が中学生時代のコウタ、小林喜日が伸二、泉澤祐希がシゲとして参加。「カメラを止めるな!」で話題を呼んだしゅはまはるみがコウタの職場の先輩・涼子役、「まく子」(3月15日)の主演に抜てきされた山崎光が子ども時代のシゲを体現し、渡辺道子、ポール・マグサリン、吉村界人も共演する。「いちごの唄」は、今夏に全国公開。
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