「ブラック・クランズマン」でオスカー監督賞初候補!スパイク・リー監督が歩む“独自性”
2019年2月23日 12:00

[映画.com ニュース] 第91回アカデミー賞で6部門にノミネートされている「ブラック・クランズマン」。授賞式を2月24日(現地時間)に控えるなか、本作で監督賞に初ノミネートを果たしたスパイク・リー監督の逸話を紹介する。
「マルコムX」「25時」などを手がけ、もともと映画ファンからの信頼度は高いリー監督は、1990年に「ドゥ・ザ・ライト・シング」でアカデミー賞脚本賞にノミネートされた。2015年には映画界への長年の貢献を称えられ名誉賞も受賞したが、俳優部門にノミネートされたのが2年連続で白人だけだったことをきっかけに「白すぎるオスカー」問題が勃発。リー監督は真っ先にその問題をとらえ、授賞式へのボイコットを表明したことが話題になった。
映画界からの支持は熱く、「ゲット・アウト」を大ヒットに導き、本作の製作にも携わっているジェイソン・ブラムは自身のTwitterで“#SpikesTimeIsNow(いまこそスパイク・リーの時)”というハッシュタグを作り、リー監督のオスカー獲得を熱心にサポート。「ブラック・クランズマン」と同じく本年度アカデミー賞作品賞にノミネートされている「ROMA ローマ」のアルフォンソ・キュアロン監督も、自身のTwitterで「ブラック・クランズマン」を絶賛している。
自身のブランドを立ち上げるなど、リー監督独自のファッションセンスも注目されており、「ブラック・クランズマン」のプロモーションでもこだわり抜いた服装を披露してきた。グランプリに輝いた第71回カンヌ国際映画祭では、本作のロゴや劇中に登場する白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)を想起させる白い三角頭巾のモチーフをあしらったオリジナル衣装を着用した。
また、本作に登場する音楽家であり活動家のハリー・ベラフォンテの撮影では、彼に敬意を表してリー監督をはじめ撮影スタッフが正装で参加したという。授賞式当日は受賞結果だけでなく装いにも注目が集まりそうだ。
「ブラック・クランズマン」は3月22日から全国公開。
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