マルコムX
劇場公開日 1993年3月21日
解説
黒人解放運動の指導者マルコムXの生涯を描くスパイク・リー監督渾身の力作。ボストンのスラム街に暮らす青年マルコムは犯罪に手を染め、やがて逮捕される。刑務所でイスラム教に改宗した彼はマルコムXと改名。出所後、ブラック・ムスリム運動の指導者イライジャ・モハメドのもとで、白人を敵視する扇動的な運動を展開することに。その後、人種差別に対する抵抗運動が各地で激化。メッカを巡礼したマルコムは異人種との共存という思想に目覚めるが……。
1992年製作/201分/アメリカ
原題:Malcolm X
スタッフ・キャスト
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3時間超のリー君畢生の大作です。
中身も濃いし、メッセージ性も高いのに画面の展開や話のスピードが滑らかなので娯楽性も十分です。才能でしょうね。ワシントン君も一番いいんじゃないか?
難をいうと、あまりにも黒人だらけなので、白人を二割増しくらいにするとよりリアルになると思います。
2020年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ニグロであることをやめたアフロ・アメリカン。内容を真剣に吟味することを忘れ、デンゼル・ワシントンの演説が素晴らしくて神のように思えたしまった。それぞれの時代のニュースによってアメリカの近代史を再確認。
念願叶って鑑賞。
アメリカの黒人公民権運動活動家の彼を語るにはあまりにも短い。
デンゼル・ワシントン瓜二つ!
感動しました
正に黒人のシンドラーのリストです
「私はあなたのニグロではない」を観て続いて見ました
シンドラーのリストのように、その現場に身を置いたかのような体験を観客が持ち得るように、白黒映像や当時の実際の映像を織り交ぜながら音響も5.1chを駆使して群集の中に、雑踏の中に、部屋の中にマルコムXと同じ空間に身を置いて、彼の言葉を、彼がどう感じてどう生きていたのか、その息使いまで観客に感じ取って欲しい
この製作者の想いと狙いはエピローグで語られます
大いに成功していると言ってよいと思います
是非、5.1chのホームシアターでご覧頂きたいと思います
3時間強もあり怯みますが、ダレません
強い緊張感で最後まで観客を惹きつけて離しません
音楽も始めの方でダンスホールでのライオネルハンプトンのFlying Home、Stardust、終盤のハーレムでの若人ダンスの集いでのshot gunとかのシーンはマービンゲイのI Want Youのあのジャケットを思わせるようなシーンで掛かります。Shot Gunはこれから起こることの予告です
そして彼がその惨劇が起こる会場に向かうシーンで掛かるサムクックのA Change Gonna Come
その破壊力ったら!
黒人が大統領になった時代になっても
表面的には平等が達成されたように見えても黒人差別は消えてはおらず、白人以外の人種にも平和と平等をもたらすはずだったイスラムは暴力と混迷の中にある
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