東出昌大、瀬々敬久監督との再タッグ作「悪党」で連続ドラマ初主演! 共演は松重豊
2019年2月14日 05:00

[映画.com ニュース]俳優の東出昌大が、薬丸岳氏の小説をWOWOWで映像化する「連続ドラマW 悪党 加害者追跡調査」で連続ドラマ初主演を飾ることがわかった。東出が演じるのは、探偵でありながら被害者遺族としてのトラウマも抱える主人公・佐伯修一。松重豊と共演し、“犯罪被害者遺族は、加害者を赦すべきか、赦さざるべきか”という究極のテーマを問いかける。
演出を手がけるのは、2018年に薬丸氏の小説を映画化した「友罪」を発表した瀬々敬久監督。「常日頃は地縁や血縁の言わば世間で生きていた人間が、一旦犯罪に関わってしまうと、社会的人間に変わってしまう。加害者も被害者も禍々しい体験を経て、テレビのニュースや新聞の報道で人目に晒され、“普通の人”だった人々が“社会的人間へと変貌してしまうのだ。一方で犯罪は、そこに関わる人々の日常では決して見ることが出来ない生々しい感情まで表出させてしまう」と分析し、「これまで犯罪を映像化するにおいて自分が惹かれて来た理由はそこらにある気がする」と語る。そして「でも『悪党』はそんなもんじゃない。そんなところも超えている。もしそういうところまで描けるなら描いてみたい」と本作への意気込みを明かしている。
刑事を辞め探偵事務所で働く佐伯修一(東出)のもとへ、ある夫婦から「息子を殺し、少年院を出て社会復帰している加害者の男を追跡調査してほしい」という依頼が届く。所長の木暮正人(松重)の命令で調査を開始した佐伯は、対象の男が新たな犯罪に手を染めていることを知り、ある結論を夫婦に告げる。その後も続けることになった「犯罪加害者の追跡調査」。やがて、佐伯の前に現れたのは、かつて自らの姉を死に追いやった3人の“悪党”だった……。
瀬々監督とは「菊とギロチン」に続き2度目のタッグとなった東出。原作小説を読んだ時点で「映像作品を見ているかのような鮮烈な印象を受けていた」ようだが「脚本は原作の魅力を凝縮しつつ、原作にはない描写や、生き生きとした台詞が足されていたので、より魅力的に演じることが出来ればと思います」と気持ちを新たにした。松重は「救いようのない部分もある中で、どうやって救済されるのか、憎しみの連鎖やそれぞれのやるせない感情の行き場がどこに辿り着くのかを想像させられました」と感想を述べている。
初共演となった東出と松重。互いに気になっていたのは、それぞれの身長についてだった。「他の現場で『松重さんとどっちがデカい?』と聞かれることが多かったので、実際にお会いして、身長も体型もほぼ同じな事に驚きました。先輩の背中は格好よく、優しさと柔らかさのあるお芝居なので、ご一緒できてとても安心感があります」(東出)、「東出さんと共演させていただくのは初めてですが、同じくくらいの身長ですし背の大きな方とご一緒できるのは気持ちが楽です(笑)。共演は探偵事務所のシーンが中心になるかと思いますが、とても楽しみにしています」(松重)とコメントを寄せている。
「連続ドラマW 悪党 加害者追跡調査」は、5月からWOWOWプライムで放送。全6話で、第1話は無料放送となる。
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