本年度アカデミー賞6部門ノミネート「ブラック・クランズマン」に「ゲット・アウト」監督が関わっていた!
2019年1月28日 12:00

[映画.com ニュース]第91回アカデミー賞で作品賞をはじめ6部門にノミネートした「ブラック・クランズマン」から、プロデューサーのジョーダン・ピールのインタビュー映像が公開された。第90回アカデミー賞で脚本賞を受賞した「ゲット・アウト」、3月に全米公開を控える「Us(原題)」などで注目を集めるピールが、リー監督やキャストについて語った。
本作は、1979年に黒人刑事が過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査した実話をつづったノンフィクション小説を、「ドゥ・ザ・ライト・シング」「マルコムX」のスパイク・リー監督が映画化。オスカー俳優デンゼル・ワシントンを父に持つジョン・デビッド・ワシントンと、「スター・ウォーズ」新3部作、「パターソン」のアダム・ドライバーが共演し、第91回アカデミー賞では作品賞、監督賞、助演男優賞、作曲賞、編集賞、脚色賞にノミネートされた。
監督以外にもプロデューサー、「トイ・ストーリー4」(7月12日公開)には声優として出演するなど、幅広く活躍するピール。インタビュー映像では、「これが実話だなんて信じられなかった。まさにこういう作品に携わりたかったんだ。この作品はリアルで社会を刺激する力を持っていると思う」と本作の魅力を紹介する。
主演を務めたワシントンについては「人をひきつける力がある。スクリーンに映った瞬間、見ている僕らは彼の味方になってしまう。この役は、彼をスターに押し上げる作品になる」と太鼓判を押し、ドライバーについても「全てをぶち壊してくれるような役者だ。今回の役は、アダム(・ドライバー)が演じてきた役のなかで、僕の一番のお気に入りなんだ」と絶賛する。
「スパイク(・リー)が作品を作り上げる様子を見られて最高だよ」と敬意を込め、「『ブラック・クランズマン』には、潜入捜査をする男の緊張感があって、なんとなく場違いにも思える陽気さがある。『ドゥ・ザ・ライト・シング』にあるような、社会的な主張が描かれているし、『マルコムX』のような、歴史的に正確な描写もある。『ブラック・クランズマン』は、最高のスパイク・リー作品だ。まだ彼の作品を見たことがない人には、ぜひスパイク作品を全て見てもらいたい」と熱く語った。
「ブラック・クランズマン」は3月22日から全国で公開。
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