【全米映画ランキング】「シュガー・ラッシュ オンライン」がV 「クリード 炎の宿敵」は2位
2018年11月27日 16:00
[映画.com ニュース]3本の新作がランクインしたサンクスギビングの週末、全米ボックスオフィスはディズニーアニメの新作「シュガー・ラッシュ オンライン」が約5500万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。
2012年以来6年ぶりの続編となる同作は、アーケード・ゲームの世界に住む天才レーサーのヴァネロペと心優しい「悪役」ラルフの親友2人が、ゲームの世界を飛び出し、インターネットの世界で大冒険を繰り広げる。声の出演はジョン・C・ライリー、サラ・シルバーマン、ガル・ギャドット、タラジ・P・ヘンソン。
OP興収約3530万ドルで2位デビューとなったのはマイケル・B・ジョーダン&シルベスター・スタローン主演の「クリード 炎の宿敵」。スタローンの代表作「ロッキー」シリーズのスピンオフ「クリード チャンプを継ぐ男」の3年ぶりとなる続編は、「ロッキー4 炎の友情」に登場したロッキーの宿敵ドラゴの息子と、ドラゴに父親アポロ・クリードを殺された主人公アドニスの因縁の対決が描かれる。共演はドラゴ役のドルフ・ラングレンに、フロリアン・ムンテアヌ、テッサ・トンプソン、ウッド・ハリス、マイロ・ビンティミリア、ブリジット・ニールセン。ライアン・クーグラー監督に代わってメガホンをとったのは16年のサンダンス映画祭において長編デビュー作「The Land」が注目されたスティーブン・ケイプル・Jr.。
3位はアニメの「グリンチ」で累計は約1億8000万ドルに。4位は前週首位だった「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」で、こちらの累計は約1億1700万ドルにとどまっている。
約910万ドルのOP興収で7位デビューとなったのは「キングスマン」のタロン・エガートンがタイトルロールに扮した歴史アクション「Robin Hood」。ライオンズゲート/サミットが製作費約9000万ドルを投じた大作だったが、まったく振るわず寂しいスタートとなった。共演はジェイミー・フォックス、ベン・メンデルソーン、F・マーレイ・エイブラハム、ジェイミー・ドーナン、イブ・ヒューソン。製作はレオナルド・ディカプリオ。監督はBBC制作のTVシリーズ「Criminal Justice」の演出などで知られるオットー・バサースト。
その他、ビゴ・モーテンセンがファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー監督と組んだ伝記ドラマ「グリーン・ブック(原題)」が拡大公開により22位から9位にランクイン。1960年代、黒人ジャズピアニストのドン・シャーリーのツアーにボディガード兼運転手として雇われた人種差別主義者のイタリア系アメリカ人トニーがアメリカ南部を旅するうちに変わっていく様が描かれる。共演は「ムーンライト」でオスカー助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ。今年のトロント映画祭では観客賞を受賞し、本年度の賞レースでも大きな注目を集めている。
今週末は、ABCの人気TVシリーズ「プリティ・リトル・ライアーズ」のシェイ・ミッチェル主演のホラー「The Possession of Hannah Grace」が公開となる。