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佐藤浩市&渡辺謙、福島第一原発事故“最前線”で戦う! 映画「Fukushima 50」製作決定

2018年11月20日 05:00

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メガホンをとるのは「沈まぬ太陽」の若松節朗監督
メガホンをとるのは「沈まぬ太陽」の若松節朗監督

[映画.com ニュース] 日本映画界を代表する名優の佐藤浩市渡辺謙が、東日本大震災時の福島第一原発事故を描く映画「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」で共演することがわかった。劇場用映画では、2013年に公開された「許されざる者」(李相日監督)以来のタッグとなる2人。主演の佐藤が福島第一原発1、2号機当直長・伊崎利夫役、渡辺が福島第一原発所長・吉田昌郎役を熱演する。

原作は、90人以上の関係者の取材をもとにつづられた門田隆将氏のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)。2011年3月11日午後2時46分――マグニチュード9.00、最大震度7という日本の観測史上最大の地震が発生し、太平洋からの巨大津波が福島第一原子力発電所を襲った。“メルトダウン”が刻一刻と迫るなか、伊崎は次々と起こる不測の事態に対して、第一線で厳しい決断を迫られる。一方、所長・吉田は現場の指揮を執りながら、状況を把握していない本社とのやり取りに奔走。緊急出動する自衛隊、「トモダチ作戦」の発動とともに米軍も動くなか、現場では約50人の作業員が戦い続けていた。

タイトル「Fukushima 50」とは、福島第一原発の深刻な事故発生以降も現場に残り続けた約50人の作業員のこと。英BBC、英ガーディアン紙、米ABCなど、欧米メディアが一斉にこの呼称を使用し、世間に認知されることになった。現場で戦い続けた人々の知られざる物語に対峙することになったのは、「沈まぬ太陽」「空母いぶき」(19年公開)の若松節朗監督。「この映画は家族や生まれ育った町や村を守る為に命を賭して未曾有の危機に挑んだ人々の話です。あの時、現場にいた者しか知り得ない真実を描いて行こうと思っています」と11月末のクランクインに向けて意気込んでいる。

「忘れる事で前に進む、失敗をしても何度もトライをする、それは生き物の中で人間だけが出来ることです。しかし絶対に忘れてはいけない、繰り返してはいけない事があります」と言葉に力を込める佐藤。「あの日あの時どういう状況に我々が、日本があったのか? その事を思い出し、明日のそして後世の為の映画を若松監督、渡辺謙さん達と一緒に確認をしながら作りたいと思います」と誓ってみせると、渡辺も「今もなお苦しみの続く福島の方々の思いを受け止めながら『沈まぬ太陽』以来の若松監督、そして浩市くん、素晴らしいキャストと共に緊迫感溢れる画を積み重ねていきたいと思っています。ご期待下さい」と思いの丈を述べている。

製作代表を務めるKADOKAWAの角川歴彦氏は「角川映画には『金環蝕』『金融腐蝕列島 呪縛』『沈まぬ太陽』という社会問題をテーマとした作品を製作してきた伝統があります」と語る。「来たる2020年、“復興五輪”と銘打たれた東京オリンピック・パラリンピックを控えたこの時期にこそ、今一度、震災の記憶と向き合い、復興への思いを新たにする作品を世に問う、それこそが映画人の使命であると考えております」と本作の意義をアピールしている。

Fukushima 50」は、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の前川洋一が脚本を担当。19年1月末のクランクアップを経て、20年に全国公開。

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