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木竜麻生が新体操で華麗に舞う!「鈴木家の嘘」特別映像入手

2018年10月18日 09:00

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母のために嘘をついた家族の結末は?
母のために嘘をついた家族の結末は?
(C)松竹ブロードキャスティング

[映画.com ニュース]第31回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に出品される「鈴木家の嘘」の特別映像を、映画.comが先行入手した。約400人もの候補者からヒロインに抜てきされた新星・木竜麻生が、新体操を披露する姿を活写。木竜がかねて特技だったという新体操を披露するのは、本映像が初となる。

「作家主義」「俳優発掘」をテーマにした、松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画製作プロジェクト第6弾。引きこもりの長男の突然死に直面した、鈴木家の混乱と再生を描く。木竜扮する長女・富美の兄を加瀬亮、両親を岸部一徳原日出子が演じ、岸本加世子大森南朋宇野祥平が脇を固める。「恋人たち」「舟を編む」「セトウツミ」など多くの作品で助監督を務めた野尻克己が、自身のオリジナル脚本で劇場映画監督デビューを果たした。

突然訪れた、引きこもりの長男・浩一の死。ショックのあまり記憶喪失になった母に、富美は「お兄ちゃん、引きこもりやめたの。アルゼンチンで働いてる」と思わず嘘をついてしまう。母の笑顔を守るため、遺された家族は懸命に嘘をつき続ける。

木竜は、瀬々敬久監督作「菊とギロチン」のオーディションを勝ち抜き、主人公の女力士役に選ばれた若手注目株。本作のキャスティングを目的に実施されたワークショップで、野尻監督から「自分を表現できるもの」を求められ、中学生まで続けていた新体操のリボンの演技を披露した。この演技を受け、野尻監督はもともと大学の陸上部員だった富美の設定を新体操部員に変更し、脚本を書き直したという。

特別映像では、4カ月に渡る特訓を受けた木竜が、リボンを手に華麗に舞う姿を映し出している。木竜に新体操を指導した、日本代表コーチを務めたこともある山本里佳氏は「一流選手だけが持ち合わせる素直さと、飲み込みの速さ、努力の姿勢がありました。私は木竜さんという最高の選手に出会えたことを、新体操の神様に感謝しています」と絶賛。木竜は次々と演技をこなしながらも、母を案じて心ここにあらずといった表情を浮かべ、様々な感情が渦巻く様子を演じ切っている。

鈴木家の嘘」は、11月16日から東京・新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国で公開。

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