撮影監督ロビー・ミュラー氏が死去
2018年7月5日 12:30
[映画.com ニュース] ビム・ベンダース、ジム・ジャームッシュ、ラース・フォン・トリアーといった個性派監督の常連だった撮影監督のロビー・ミュラーさんが死去したと、Deadlineが報じた。78歳だった。
オランダ映画アカデミーで撮影技術を学んだミュラーさんは、「都市の夏」(1970)をきっかけにベンダース監督作品の常連となり、「都会のアリス」「さすらい」「パリ、テキサス」「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」などで撮影を担当。さらに、「ダウン・バイ・ロー」でジャームッシュ監督の右腕になり、「ミステリー・トレイン」「デッドマン」「コーヒー&シガレッツ」(2003)など、多くのジャームッシュ作品を手がけている。
ほかにも、フォン・トリアー監督の「奇跡の海」と「ダンサー・イン・ザ・ダーク」、アレックス・コックス監督作「レポマン」、ウィリアム・フリードキン監督作「LA大捜査線 狼たちの街」などが挙げられる。
今回の訃報を受け、ジャームッシュ監督は自身のTwitterに追悼メッセージを掲載。「ロビーにはあまりにもたくさんのことを教えてもらいました。もし彼がいなかったら、私は映画作りについてなにも知らなかったでしょう」と述べている。