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「孤狼の血」続編製作決定! 役所広司「第1作を遥かに超えるいい作品を期待しています」

2018年5月25日 06:00

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小説「凶犬の眼」が物語のベースに
小説「凶犬の眼」が物語のベースに
(C)2018「孤狼の血」製作委員会

[映画.com ニュース] 第69回日本推理作家協会賞を受賞した柚月裕子氏の小説を、白石和彌監督のメガホンで映画化した「孤狼の血」(公開中)の続編が、東映によって製作されることがわかった。

5月12日に封切られた本作は、役所広司をはじめ、松坂桃李真木よう子竹野内豊江口洋介ら日本を代表する豪華キャストが結集し、「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された同名小説を映画化したもの。舞台となるのは、暴対法成立以前の昭和63年、広島の架空都市・呉原。過激な違法捜査も辞さない刑事・大上章吾(役所)と刑事二課に配属された新人・日岡秀一(松坂)を軸に、魂と魂をぶつけ合う熱き男たちの物語が描かれている。

5月24日時点で観客動員40万人、興行収入5億円を突破し、好調に推移している「孤狼の血」。公開後2週目にして早くも「続編を切に希望します」「続編を見たい!」とファンからの意見が相次いでいたため、東映の多田憲之社長は「『孤狼の血』は東映らしい作品となりました。このジャンルの映画を続けていかなくてはならないと思い、続編の決定を致します」とコメントを発表。現在撮影スタッフ、キャストの調整に入っていることが明らかになった。

続編のベースとなるのは、3月30日に上梓されたシリーズ第2作「凶犬の眼」。原作小説は、日岡を中心としたストーリー、さらに大上に匹敵するほどの“男の魅力”を備えた国光寛郎というキャラクターが登場するなど、その熱量は第1作に引けをとらない。「続編は、第1作を遥かに超えるいい作品を期待しています」と語る役所は「今後、色んな監督、脚本家、俳優たちがこのジャンルの映画で魅力が発揮される時代が来ると日本映画に活気が出るのではないでしょうか?」と胸の内を明かしている。

「『荒磯に波』の東映△マークを見るだけで、心が震えました」と振り返る柚月氏。「続編は望外の喜びです。持てる力すべてを注ぎ込んでくださった 東映とスタッフ、劇場に足を運んでいただいた観客の皆様には、感謝の言葉しかありません。あの狂熱と恍惚を、再び期待しております」と思いの丈を述べている。

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