運命の歯車が狂い始める…ウッディ・アレン最新作「女と男の観覧車」本編映像公開
2018年5月11日 17:00

[映画.com ニュース] ウッディ・アレン監督が、オスカー女優ケイト・ウィンスレットと組んだ「女と男の観覧車」の本編映像が、公開された。
舞台は1950年代、米・ニューヨークのコニーアイランドの遊園地。夫ハンプティ(ジム・ベルーシ)に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしているミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)と不倫を続ける元女優のウェイトレス、ジニー(ウィンスレット)。ジニーの生活は、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘・キャロライナ(ジュノー・テンプル)が現れたことから狂い始める。
本編映像は、キャロライナが、ジニーが暮らすコニーアイランドに初めて足を踏み入れる場面から始まる。業務中だったジニーは、キャロライナの突然の来訪に「ウソでしょ……。彼(ハンプティ)が驚くわ」と驚がく。華やかな遊園地を映し出したカラフルな映像と、これから始まる“事件”を予兆する不穏な雰囲気のギャップが、印象的な仕上がりとなっている。アレン監督と長年タッグを組む衣装デザイナー、スージー・ベンジンガーが本作でも衣装を手がけ、50年代のファッションの再現に力を発揮している。
本作の舞台、コニーアイランドは、アレン監督自身が幼少期に幾度も訪れたという思い出深い場所で、過去の作品にもたびたび登場する。「アニー・ホール」では、ジェットコースター“サイクロン”の音が鳴り響く家が、主人公が幼少期を過ごした場所として登場し、「ラジオ・デイズ」でも、デートシーンで使われている。
「女と男の観覧車」は、6月23日から全国公開。
Photo by Jessica Miglio (C)2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
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