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製作期間3年!スピルバーグ監督、「レディ・プレイヤー1」は「最も技術的に複雑だった」

2018年4月20日 20:00

約13年ぶりの来日!「レディ・プレイヤー1」

約13年ぶりの来日!
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[映画.com ニュース]巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が、VR(バーチャル・リアリティ)ワールドを舞台にした最新作「レディ・プレイヤー1」(公開中)を携え、約13年ぶりに来日。最新鋭の映像に、世界中のポップカルチャーの要素をあふれんばかりに詰め込んだアドベンチャー超大作について、語りつくした。

舞台は、2045年の近未来。貧富の差が拡大したこの世界で、人々の心のよりどころは巨大なVRワールド「OASIS(オアシス)」となっていた。オアシスでは自分が望む姿(アバター)になることができ、どんな願いもかなう。そんななか、オアシスの創始者が急逝。創始者の総資産約56兆円とオアシスの覇権をめぐり、創始者がオアシス内に仕掛けた“宝”を探す“全人類参加”の争奪戦が幕を開ける。

本作を見てまず驚かされるのは、まるでVR世界が眼前に広がるような圧倒的な没入感だ。スクラップ置き場に作られた暗く、狭い秘密基地に入った主人公ウェイド(タイ・シェリダン)がオアシスにログインし、アバターの“パーシヴァル”へと姿を変えた瞬間、観客もオアシス内へと一気にトリップする。スピルバーグ監督は、「観客が自分もVRゴーグルをしているような、このバーチャル・ワールドの中に存在しているような感覚を味わってほしかったんだ」と語り、「今まで生きてきた中で1番技術的に複雑な映画だった。製作に3年間かかったんだ。これまで、『未知との遭遇』が製作に1番時間がかかったんだけど、本作は2番目に長い作品になったよ」と苦労を明かす。

映画の可能性を常に開拓してきたスピルバーグ監督からこの言葉が飛び出したということは、映像のクオリティは過去作品随一と受け取っても差し支えないだろう。冒頭、薄汚れたトレーラーハウスがいくつも積み重なっている荒廃した町から、色鮮やかな夢の世界=オアシスへと一瞬でスライドするさまは、“映像革命”と呼ぶにふさわしい衝撃を呼び起こす。一体どのようにして、ここまでの世界観を生み出したのか? スピルバーグ監督は、「特別なトリックはないんだ。あるとしたら、ストーリーが良かったのだと思う。アバターが、実写の人間と同じくらいリアルに感じられるくらいにね。だから、(原作者・共同脚本の)アーネスト・クライン、そして脚本家のザック・ペンのおかげだよ。僕とイマジネーションを同じくする人々に手伝ってもらって、みんなでオアシスのイメージを作り上げたんだ」とあくまでチームワークの勝利だと振り返る。

映像に加え、本作のトピックの1つは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「アイアン・ジャイアント」「ジュラシック・パーク」「マッドマックス」「バットマン」など洋画の人気作から、「機動戦士ガンダム」「AKIRA」「ストリートファイター」「ゴジラ」「ハローキティ」などの日本産のキャラクター・メカまで、あらゆるポップカルチャーのアイコンが総集結する点。画面には大量のキャラクターが入り乱れ、一見するだけではすべてのキャラクターを追えないほどだ。さらに、本作の主要キャラクター・ダイトウ(森崎ウィン)のアバターは、日本を代表する伝説のスター、三船敏郎さんからデザインが起こされている。「1941」に起用するなど、かねてより三船さんと親交のあったスピルバーグ監督は、「三船さんの息子さんに今回は許可を得て、こういう形でこの映画に出演をしてもらったんだ」と自ら交渉に出向いたようだ。

本作には、スピルバーグ監督の過去作からも多数のキャラクターが“参戦”しているが、「僕自身が映画の中に隠した“宝”もあるよ。今はまだ言えないが、いずれ僕に関わるものを見つけられると思う」といたずらっぽい笑みを浮かべる。「(VFX製作会社)ILMが本作のエフェクトを担当しているんだが、僕を驚かせるためにいろんな仕掛けを行っているんだ。例えば製作中、週に4回エフェクトの確認作業をILMと行っていたんだけど、あるとき映像の中にグレムリンがいたんだよ! 一瞬だったから、『あれ? 今、グレムリンが通らなかった?』って聞いたら、ILMのスタッフが『これはサプライズだったから、本当は見つけちゃいけなかったんだ』って(笑)。だから、本作には僕まで驚かされているんだ」とほほ笑ましいエピソードも飛び出した。

「今のアメリカには、あまりにも皮肉、シニシズム(冷笑主義)がはびこっている。それらを打ち破りたくて、『レディ・プレイヤー1』を作ったんだ。自分が子どもに戻れるような作品をね」と語るスピルバーグ監督。くるくると表情を変え、目を輝かせて自作を解説するその姿は、まさに“子ども心”の塊だ。最後に、スピルバーグ監督に想像力の源泉を聞くと、「僕は、本当に空想の世界にいつもいて、常に“デイドリーマー”なんだよね。自分の子どもにも、『今どこに行ってたの?』って言われるよ(笑)。同じ部屋にいても、心がどこかに行っちゃうんだ。宮崎(駿)さんと数年前にお会いしたとき、自分と同じものを感じたよ。多分彼も、いつもそうやって空想してるんじゃないかな」と日本の巨匠との“つながり”を披露した。

(映画.com速報)

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