「レディ・プレイヤー1」原作者が断言「今作が人類の意識革命のきっかけになる!」
2018年4月3日 15:00

[映画.com ニュース] 世界中の人気キャラクターが続々と登場するスティーブン・スピルバーグ監督の超大作「レディ・プレイヤー1」の原作者であり、共同脚本も手掛けたアーネスト・クライン氏が来日し、映画.comのインタビュー取材に応じた。
映画はクライン氏によるSF小説「ゲームウォーズ」を原作に、世界中の人々がアクセスする巨大なバーチャルリアリティ世界「OASIS」で繰り広げられる壮大なトレジャーハンティングを描く。「機動戦士ガンダム」「AKIRA」「ストリートファイター」ほか、日本のアニメ、ゲームから多数のキャラクターやメカが登場することでも話題を集めている。
1972年生まれで、日本のポップカルチャーとスピルバーグ作品で育ち、「スピルバーグの作品は人生の一部」と断言するクライン氏。「自分の小説をスピルバーグが映画化してくれるのは、彼の映画で育ってきた自分の人生にとって最大の名誉」と語り、「彼が本当に不可能な夢をかなえてくれると信じています。究極のバーチャルワールドを彼が作るなら、最高にクールになると保証します」と力を込めた。
なぜ今、これほど日本のキャラクターにハリウッドが熱視線を注ぐのか。「それは日本のキャラが最高にクールだからですよ!」とクライン氏は語気を強める。「面白いのは、アメリカの80年代のSF、例えば『エイリアン』や『ブレードランナー』といった作品が日本のアニメ『超時空要塞マクロス』や『機動戦士ガンダム』などのアニメに影響を与えていること。『パシフィック・リム』などは逆に日本の特撮から強い影響を受けています。アメリカの観客は日本のコンテンツを見て育っていたりするので、私たちの心の中の懐かしさを非常に刺激するのでしょう」。
本作の舞台は2045年。バーチャルリアリティが進化し、現実世界にも大きな影響を与える存在となっているさまが、最新の映像技術によって表現されるが、クライン氏は「この映画を我々が作ることによって、そして観客が見ることによって、人類がバーチャルリアリティに適応していくスピードが加速するんじゃないかと思いますね。あるいは、さらにバーチャルリアリティを進化させるでしょう」と語る。「映画で描かれる映像は、私が予想していたよりもはるかにリアルで現実に近づいていると思います」と、原作を執筆した7年前よりも、はるかに技術が進歩していることを指摘した。
そして、その世界を映像で実現したのは、映画ファンの好奇心を刺激し続けてきた名監督、スピルバーグ。「それこそ『インディ・ジョーンズ』や『グーニーズ』のバーチャルリアリティ版みたいなものを彼が作ってくれていますから、非常に私自身もワクワクしていますし、日本の人にもすごく楽しんでもらえると思います」とメッセージを送った。
「レディ・プレイヤー1」は、4月20日から全国公開。
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