ブレードランナー
劇場公開日 1982年7月10日
解説
2019年、惑星移住が可能になった未来。レプリカントと呼ばれる人造人間が謀反を起こし、地球に侵入。レプリカント専門の捜査官“ブレードランナー”のデッカードは追跡を開始する。一方、彼は製造元のタイレル社でレイチェルというレプリカントに会い、心を通わせていくが……。熱心なファンによって支持され、カルト化したSFハードボイルド・アクション。監督リドリー・スコットの映像センスは絶賛され、その人気を不動のものとした。92年に再編集された「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」が公開された。
1982年製作/116分/アメリカ・香港合作
原題:Blade Runner
配給:ワーナー・ブラザース映画
スタッフ・キャスト
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2017年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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2017年に改めて観直すと、大変に先駆的な問いを投げた作品だと感嘆させられる。というよりも原作者フィリップ・K・ディックが提示した課題を後進の人間が一生懸命にそれを実現させようとしていたのか。ともあれ、1982年の作品とは思えないほどに今日的な題材とテーマだ。
レプリカントと呼ばれるアンドロイドに心は宿るのか、人との間に愛は生まれるのか、そもそも人とアンドロイドに違いはなんなのか。SF作品の問いとして普遍的なものになったこれらのテーマは、すでに現代社会ではこれからの人間のあり方についての先鋭的な問いでもある。
やつらは人形だと機械的に処刑判断を下す人間に対して、ルトガー・ハウアー演じるレプリカントのロイはなぜデッカードを見逃す情に目覚める。人間らしさとは何か
このバージョンのエンディングは未来への希望を感じられて特に好きだ。
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悪夢的未来世界を描かせれば随一のフィリップ・K・ディックの長編「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を、リドリー・スコット監督が映画化。
主人公デッカードは人間社会に潜むレプリカントと呼ばれるアンドロイド(人間型ロボット)を見つけては狩るバウンティハンター。
すでにハンター稼業を引退していたデッカードだが、ロス市警の要請で、殺人の罪を犯したレプリカント4体を捜査することになった。
逃げたのは最新式のレプリカント・ネクサス6型、その開発者であるタイレル博士から情報を聞き出そうと訪れた時、秘書の美しき女性レイチェルと出会う。
酸性雨が降りしきり、空中にまで電飾が浮かぶロス・シティ。
シド・ミードデザインのレイアウトの画面いっぱいに、SF的ガジェットを詰め込み、地面を水浸しにしてに光を散乱させ、それまでのハリウッド映画を一瞬で古いものにした……はずなのに、公開当時はファンのカルト人気のみという寂しい興行収入だった。
しかし公開が終わってしばらく、各国から高評価の声があがり、リバイバル上映が相次ぐにつれて人気が爆発、日本国内でもフォロー作品が多数作られ、誰もが認める金字塔となった。
2021年12月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
うわぁー、なんだこれ!北斗の拳のベースにもなった世紀末の世界観。好きなものがぎゅっと詰まって、この映画好き過ぎるぞ😚
ラオウのお顔のモデルになったらしい
ルトガー・ハウアー
うむ、なるほど🧐
主演はハリソン・フォードではなく、ブルース・リーであって欲しかったな
2021年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
鑑賞前は単なるSFだと思っていたけれど、見始めると「ハードボイルド的な作品かな」と感じ、観賞後は「群像劇だったな」と印象が変わっていった。良い意味でも悪い意味でも不思議な作品。
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