韓国の名優キム・サンホ&イ・ジョンウン「焼肉ドラゴン」に参戦!家族写真がお披露目
2018年3月2日 05:00

[映画.com ニュース] 日本の演劇賞を総なめにした伝説の舞台を映画化する「焼肉ドラゴン」に、韓国の名優キム・サンホとイ・ジョンウンが出演していることがわかった。2人は真木よう子&井上真央&桜庭ななみ演じる美人姉妹の両親に扮しており、あわせて“家族写真”が披露された。
第43回紀伊國屋演劇賞で個人賞、第16回読売演劇大賞で大賞・最優秀作品賞を含む4冠に輝くなど、2008年の演劇賞を総なめにした同名舞台が原作。舞台版の演出を手がけた鄭義信が監督として初めてメガホンをとり、ほか大泉洋、ハン・ドンギュ、イム・ヒチョル、宇野祥平、大江晋平、大谷亮平らが脇を固める。
物語の舞台は、高度経済成長期の真っただ中、万国博覧会が開催された1970年代。関西の地方都市の一角にある小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」で、故郷を奪われた家族6人が時代の波に翻ろうされながらも泣いて笑って、力強く生きる姿をユーモアに満ちた描写、印象的なセリフとともに紡いでいく。
「ありふれた悪事」「隻眼の虎」「海にかかる霧」などに出演し、韓国映画・ドラマに欠かせない存在感を放つキムは、長女・静花(真木)、次女・梨花(井上)、三女・美花(桜庭)、1人息子・時生(大江)の父である龍吉役に。戦争によって故郷と左腕を奪われながらも、「たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとええ日になる」が口癖で、常に明るく家族を見守る役どころだ。撮影を振り返り、「みんなベテランで、みんな期待以上に立派な俳優さんでした。通訳を経て対話をしなければならなかったのですが、お互いを信じて尊重しながら、作品に取り組みながら良いアンサンブルを作り出すことができ、スタッフさんたちにも感謝しています。後半に3分ほどのロングテイクシーンがあり、そのワンシーンを6時間にわたって撮影したのですが、終わった瞬間、撮影監督をはじめ、スタッフさんたちとも抱きしめながら喚声を上げていました。あの瞬間は、俳優として最高の瞬間であり、永遠に忘れられない瞬間。この場を借りてすべての方々にもう一度深い感謝の気持ちを伝えたいです」とコメントを寄せている。
さらに「母なる証明」「哭声 コクソン」「オクジャ okja」など幅広いジャンルで活躍するイは、龍吉の妻・英順役。焼肉屋を切り盛りする一方で、4人の子どもたちのみならず近所に暮らす哲男(大泉)の世話も焼く、強く優しい母親を体現した。「登場人物1人1人が生きていて存在感があり、物語の面白さもある。素晴らしい作品だと思いました。この映画に参加し、私は『焼肉ドラゴン』のすべてのことを愛することになりました」と語り、「飛行機のなかから見た風景も、甘くってしょっぱい味の日本料理も、撮影現場の桜も、大阪の熱い在日韓国人たちと彼らの出演も、日本の映画人たちも、現場にいつも用意して頂いた日本のお茶やお菓子も、桜が散っていた雨の日も、撮影終了後にみんなで楽しんだ飲み会の風景も、力を尽くして演じた家族も、自分が演じたお母さんのあの格好、ポグリヘアも、すべてを愛してる。今も私たちは、みんなと一緒にいるようです。最後のセリフがこの時間も思い出され、忘れられません」と万感の思いを明かしている。
「焼肉ドラゴン」は、今夏に公開予定。
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