ケネス・ブラナー版「オリエント急行殺人事件」、ポアロの“新設定”が判明!
2017年11月25日 12:00

[映画.com ニュース] 「マイティ・ソー」「シンデレラ」の監督を手がけたケネス・ブラナーが製作・監督・主演を務め、アガサ・クリスティの人気小説の再映画化に挑む「オリエント急行殺人事件」の主人公エルキュール・ポアロに、新設定が付け加えられていたことがわかった。
トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、富豪のラチェット(ジョニー・デップ)が殺害された事件に、名探偵ポアロ(ブラナー)が挑む。ブラナー、デップに加え、ジュディ・デンチ、ウィレム・デフォー、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジョシュ・ギャッド、ペネロペ・クルスといった豪華キャストが結集したほか、リドリー・スコットがプロデューサーに名を連ねている。世界興行収入は1億6000万ドルに迫り、続編として「ナイル殺人事件」の再映画化も進行中だ。
スタントコーディネーターを務めたジェームス・オドーネルは、「ポアロをいかにして観客が不自然に感じない度合いでアクションに絡ませることについてしばらく考えたのだけれど、ケン(ケネス・ブラナー)と話した結果、“杖を操る合気道の達人”という設定を思いついたんだ」と明かす。「彼は犯罪を分析し、解釈する達人のみではなく、戦う際に関しても同様な技量を備えているという設定だ。拳で戦ったりはせず、頭脳派の戦法で相手を負かすという手段は彼のキャクターにもぴったりだったね」。
さらに、「エリザベス ゴールデン・エイジ」でオスカーに輝き、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「ドクター・ストレンジ」にも携わった衣装デザイナー、アレクサンドラ・バーンは、「ケンは、ポアロが軍役の過去があるということに関してとてもこだわっていた」と述べる。「軍役の過去がどういうことを意味するのかを2人で徹底的にリサーチしたの。その中で、彼の虚栄心が“正確であることに対する虚栄心”であり、単なる、“外見の美に対する虚栄心”ではないことがわかってきた。ポアロは、自分だけに機能するスーツのスタイルを開拓したのだということが見えてきたの。完璧なまでに左右対称で整然としている。ファッションに興味があるだけではなく、彼独自のスタイルがあり、特別の決まった仕立屋がいて、そこにしか発注しない」と衣装の側面からポアロの内面について語っている。
さらに、ブラナーは、ストーリーの違いについても言及する。「これまでの映画とは異なる場所、エルサレムから始まるんだ。そして“誰が、どのようにして、なぜ”という意味でエンディングも変えた。解決法が見つかった今、正義とは一体何なのかということを掘り下げていった。つまり道徳律があるということだ。だから物語を知っている人でも、何に同意するのか、何がなされるべきかについて考えさせられるというものとなっている」。
「オリエント急行殺人事件」は、12月8日から全国公開。
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