【全米映画ランキング】「Hidden Figures」V2。GG賞7冠「ラ・ラ・ランド」が2位に上昇
2017年1月17日 19:30
[映画.com ニュース]キング牧師の日の連休を迎えた全米ボックスオフィス。先週末は、3本の新作に数本の話題作が拡大公開されたが、首位は前週と同じ伝記ドラマ「Hidden Figures」だった。
同作の18日間での累計興収は6000万ドルに到達。観客からの評判も高かったため、劇場数を3000以上に増やし、さらに数字を伸ばす勢い。最終興収は1億2000万ドル前後になりそうだ。
前週5位から2位に順位を上げてきたのは、今年の今年のゴールデングローブ賞(以下GG賞)で史上初の7冠に輝いたミュージカル「ラ・ラ・ランド」。GG賞受賞でさらに注目を集め、累計を約7700万ドルとし、1億ドル超えを確実にした。オスカーノミネートなら1億5000万ドル超、オスカー受賞なら2億ドル超えも狙えそうだ。
3週連続首位の後、翌週2位、先週末は4位に順位を下げた「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」だが、先週13日の金曜日に「ファインディング・ドリー」の興収約4億8700万ドルを超え、2016年最大のヒット作となり、キング牧師の日(1月16日)には累計5億ドルを突破した。最終興収は5億3000万ドル近辺になる見込みで、北米歴代6位の「ダークナイト」(08、12年/約5億3400万ドル)を超えられるかどうかに注目が集まる。また、全世界興収は約9億8330万ドルで間もなく10億ドル超えとなり、こちらは「ダークナイト」(約10億40万ドル)を上回るのが確実となっている。
約1340万ドルのオープニング興収で5位デビューとなったのは、その存在、名前を意識しても、口に出してもいけない謎の怪人「バイバイマン」をフィーチャーしたホラー「The Bye Bye Man」。米ウィスコンシン州の大学近くの古い屋敷に移り住んだことから「バイバイマン」を解き放ってしまった学生3人が、想像を絶する恐怖に立ち向かうことになる。レビュー、興行ともにパッとしないスタートとなり、シリーズ化も余程のことがないかぎりなさそうだ。監督はスヌープ・ドッグ主演「ギャング・オブ・ホラー」のステイシー・タイトル。出演はタイトルロールにギレルモ・デル・トロ監督作の常連ダグ・ジョーンズの他、ダグラス・スミス、キャリー・アン=モス、フェイ・ダナウェイに「ルーム」のジェイコブ・トレンブレイの妹エリカ・トレンブレイ。
拡大公開により30位からジャンプアップしたのはマーク・ウォールバーグ主演の実録スリラー「Patriots Day」。2013年4月15日に起きたボストンマラソン爆弾テロ事件を、実際に事件を追跡した警官の視点から描いた作品。ボストン出身のウォールバーグが主演を務め、「ローン・サバイバー」「Deepwater Horizon」でもコンビを組んだピーター・バーグ監督がメガホンをとった。レビューはまずまずだったが、3000サイト超の拡大公開で約1200万ドルの興収と低調なオープニングとなった。共演はミシェル・モナハン、ジョン・グッドマン、ケビン・ベーコン、J・K・シモンズ。
その他の新作は「アイス・エイジ」のクリス・ウェッジ監督による初の実写アクション「Monster Trucks」が7位、ジェイミー・フォックス主演で仏=ベルギー=ルクセンブルグ合作の傑作犯罪スリラー「スリープレス・ナイト」(11)をハリウッドリメイクした「Sleepless」が8位と、いずれも期待はずれのスタートとなった。
また、ベン・アフレック監督・主演で、デニス・ルヘイン原作の同名犯罪ドラマを映画化した「夜に生きる」は劇場数を2800超に増やしたがトップテン入りできず11位に。今週末日本公開されるマーティン・スコセッシ監督の「沈黙 サイレンス」も700超の劇場で公開したが、興収約198万ドルと振るわず16位にとどまっている。
今週末は、M・ナイト・シャマラン監督&ジェームズ・マカボイ主演のホラー「Split」に、ビン・ディーゼル主演の大ヒットアクション続編「トリプルX:再起動」、マクドナルド創業者のひとりレイ・クロックの半生をマイケル・キートン主演で映画化した「The Founder」が公開となる。
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