山田洋次監督が自ら脚本・演出した「家族はつらいよ2」予告編完成　平田一家が笑い誘う

今年3月に公開され、熟年離婚をめぐりドタバタを繰り広げる平田家の姿をおかしくも温かく描いて興行収入13億円のヒットを記録した「家族はつらいよ」の続編。熟年離婚の危機を乗り越えた平田周造と富子を演じる橋爪功＆吉行和子を筆頭に、長男夫婦の西村雅彦＆夏川結衣、長女夫婦の中嶋朋子＆林家正蔵、次男夫婦の妻夫木聡＆蒼井優が再結集。平田家に再び巻き起こる騒動を描く。

予告編では、そんなおなじみの平田家の面々が一堂に会した様子が描かれている。蒼井扮する憲子が頑固オヤジの周造を気分転換に映画館へ行こうと誘い、機嫌の悪い周造は映画館に対する文句を述べ始めるが、最後にある事実に気が付くというもので、山田監督が監督人生で初めて予告編用に脚本を書き上げ、演出もしたという特別な予告編だ。「映画館では大いに笑って、楽しんで映画を見てほしい」という思いが込められた、笑いを誘う内容になっている。

一方のポスタービジュアルは、「東京家族」「家族はつらいよ」でも山田作品のポスターを手がけた横尾が、映画の撮影現場を頻繁に訪れるなどしてアイデアを積み重ねてデザイン。出演者を特殊なライティングで照らして撮影し、各人物の多彩な表情を切り取った。なお、このポスターは限定1000枚しか存在せず、全てにナンバリングが施されているという。予告編とポスターは12月10日から順次、全国の劇場で展開される。

さらに、すでに出演が明らかにされていた平田家の面々を演じる俳優陣と、小林稔侍、風吹ジュン、劇団ひとりに加え、新たな出演者も発表。中村鷹之資、丸山歩夢、徳永ゆうきが前作に引き続き出演するほか、笑福亭鶴瓶が意外な役どころで特別出演していることも明らかにされた。