田辺・弁慶映画祭に沖田修一監督凱旋、第10回記念し「熊楠」など特別上映決定
2016年9月28日 17:00

[映画.com ニュース]多くの若手監督を輩出してきた“インディーズの登竜門”と注目され、今年第10回を迎える「田辺・弁慶映画祭」で、第2回市民審査賞を受賞した沖田修一監督の「モヒカン故郷に帰る」が特別招待され、沖田監督と主演の松田龍平が上映後の舞台挨拶に登壇することが決定した。
今年は第10回を記念し、映画祭開催のきっかけとなった田辺ロケの上野樹里主演「幸福のスイッチ」(06)と、25年前に南方熊楠を題材に紀南でロケを開始するも資金難によって中断された山本政志監督「熊楠 KUMAGUSU」のパイロット版を特別上映。来年の熊楠翁の生誕150周年も記念しており、第1回上映時より画質が向上した素材が山本監督から提供された。
招待作品は「モヒカン故郷に帰る」に加え、今年公開された話題作「海よりもまだ深く」「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」「高台家の人々」「母と暮せば」「レヴェナント 蘇えりし者」を上映する。沖田監督は、第8回で「滝を見にいく」、第7回で「横道世之介」が招待上映されているが、登壇は「キツツキと雨」が上映された第6回以来となる。
若手映画監督作品によるコンペティション部門には今年、過去最高となる160作品もの応募があり、その中から8作品が入選作品として上映されるが、歴代(第4~9回)のグランプリ作品も一挙上映。また、映画祭の実行委員会が制作をサポートした第10回記念映画「ポエトリーエンジェル」もプレミア上映され、飯塚俊光監督、ダブル主演の岡山天音と武田玲奈がトークショーを行う。
なお、第9回で映検審査員賞を受賞し、その後第24回レインダンス映画祭オフィシャルセレクションに正式出品が決定した甲斐博和監督「イノセント15」が、12月17日よりテアトル新宿にて劇場公開されることが決定。さらに、第9回コンペ部門入選の村田唯監督「密かな吐息」も11月5日よりシネマート新宿で公開されることが決定するなど、本映画際が輩出した新しい才能たちが道を切り開いており、今年は映画祭の歴史やこれまでの実績も振り返ることができる貴重な回となりそうだ。
第10回田辺・弁慶映画祭は、11月11日~13日まで和歌山県田辺市の紀南文化会館で開催される。
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