母と暮せば

劇場公開日:

母と暮せば

解説

小説家・劇作家の井上ひさしが、広島を舞台にした自身の戯曲「父と暮せば」と対になる作品として実現を願いながらもかなわなかった物語を、日本映画界を代表する名匠・山田洋次監督が映画化。主人公の福原伸子役を「おとうと」「母べえ」でも山田監督とタッグを組んだ吉永小百合が演じ、その息子・浩二役で二宮和也が山田組に初参加。「小さいおうち」でベルリン国際映画祭銀獅子賞(女優賞)を受賞した黒木華が、浩二の恋人・町子に扮する。1948年8月9日、長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で死んだはずの息子・浩二が現れる。2人は浩二の恋人・町子の幸せを気にかけながら、たくさんの話をする。その幸せな時間は永遠に続くと思われたが……。

2015年製作/130分/G/日本
配給:松竹

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第39回 日本アカデミー賞(2016年)

受賞

優秀主演男優賞 二宮和也
優秀助演女優賞 黒木華

ノミネート

優秀作品賞  
優秀脚本賞 山田洋次 平松恵美子
優秀主演女優賞 吉永小百合
優秀助演男優賞 浅野忠信
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(C)2015「母と暮せば」製作委員会

映画レビュー

4.5感動。息子がお迎えに来た説を強く推す

2023年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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うめ太郎

3.0映像として戦争を描いていないけれども、戦争について伝えている。 家...

2022年6月19日
PCから投稿

映像として戦争を描いていないけれども、戦争について伝えている。
家族、恋人、残された人々の気持ちが伝わってきました。

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よっしー

2.5長い朗読を聞かされているようだ

2021年6月10日
iPhoneアプリから投稿

過去にあった事などを会話であんな事あったよねーと説明されても、レストランで隣の席の人の話が聞こえちゃったくらいの興味しか湧かない。
ただのマザコン君のお話にしか感じられなかった。

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おこげ

5.0良い映画を観れた幸せを感じました

2020年10月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

自然と感動の涙が溢れ出ました
降り積もるようにいろいろな想いが積み重なって、いつの間にか胸が一杯になっていました

元々舞台の為の原作なのだから舞台劇ぽいのは当たり前のこと
それをここまで映画にしたのはやはり山田洋次監督の力でしょう
山田洋次監督作品だから、人情もの、笑い声のあがるユーモアを期待する向きもあるのでしょうがそのような作品では有りません

劇中、劇伴の音楽が要所ごとに鳴っているのですが、それと気付かない程に自然なものです
それ故に浩二のかけるレコードなど、劇中で実際に流れているものだけがクッキリと浮かび上がって記憶に刻まれます

劇的に盛り上げることなく、淡々と静かな日常生活を描いていきます
私達はその日常生活の中で一緒に暮らしている印象を受けるほど

それだから冒頭の坂本龍一の格調高いタイトル曲と、それが展開されたラストシーンの葬送曲とエンドロールに流れる賛美歌のようなコーラスが圧倒的な感動を呼び起こすのだと思います

吉永小百合は、少女時代の彼女自身の性質と彼女の役が一致していた頃のように、役と自身が久々に高いところで入り混じり折り重なった演技を見せています
彼女の作品で初めてその演技を素晴らしいと思えました
長崎ぶらぶら節に続いての長崎弁がとても彼女に似合います

もう70歳
なのにそれでも美しさが失われてはいません
十分、二人目がもう医大を卒業しようかという歳になった子を持つ、50代半ばぐらいの母親に見えます

彼女の役は、家族を全て失い、健康状態も悪く、栄養も取れずに孤独に生きている女性なのですから、実際なら彼女以上に老けていてもおかしくないのです
だからちょうど良いぐらいです

二宮和也も、黒木華も素晴らしい演技だったと思います

良い映画を観れた幸せを感じました

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あき240
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