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ベネチア国際映画祭開幕!R・ゴズリング&E・ストーン共演作はオープニングに相応しい実力作

2016年9月1日 13:00

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デイミアン・チャゼル監督とエマ・ストーン
デイミアン・チャゼル監督とエマ・ストーン
Photo by Stefania D'Alessandro/WireImage

[映画.com ニュース] 今年73回目を迎えるベネチア国際映画祭が、8月31日(現地時間)に開幕した。先日のイタリア中部地方を襲った地震の影響で、華やかなセレモニーは自粛気味だったものの、会場前にはお目当てのゲストを待つファンが集まるなど、相変わらずの盛り上がりを見せた。

今年のセレクションは意欲的な新鋭とベテランという図式が明確だ。オープニングを飾ったのは、「セッション」でブレイクした31歳のデミアン・チャゼルが手掛けるオリジナルミュージカル「La La Land」。「ウェスト・サイド・ストーリー」とフェリーニの「8 1/2」を足して割ったような作風という評もあったが、本作の見どころはむしろその現代的なセンスにある。

生き馬の目を抜くようなハリウッドを舞台に、夢を持つ若者たちが力強く生きるさまをフレッシュなアプローチで、ユーモラスかつロマンティックに描く。目を見張る流麗な長回しのカメラワークや、今回が2度目の共演となる主演のライアン・ゴズリングエマ・ストーンのケミストリーも含め、まさにオープニングを飾るに相応しい実力作だ。

若手では他にデレク・シアンフランス(「ブルーバレンタイン」)、「シングルマン」に続く2作目となるトム・フォード、前作「エリ」がカンヌ映画祭の監督賞を受賞したアマ・エスカランテらが並ぶ。一方の大御所はテレンス・マリックエミール・クストリッツァビム・ベンダースアンドレイ・コンチャロフスキーら。さらに「作家映画」を代表するラブ・ディアズ、パブロ・ララインフランソワ・オゾンドゥニ・ビルヌーブ、ステファン・ブリゼといった刺激的な面子が加わる。

映画の多様性に言及しながらも、アートフィルム系の作品を擁護する映画祭ディレクター、アルベルト・バルベラの意向を反映した、チャンレジングなセレクションだ。審査委員長のサム・メンデス率いる審査員メンバーがどんな作品に光を当てるのか、楽しみに待ちたい。

日本映画はコンペティションには漏れたものの、オリジナリティのある若手の作品を発掘するオリゾンティ部門に新人・石川慶の「愚行録」、アウト・オブ・コンペにフルCGアニメの「GANTZ:O」が選出された。またクラシック部門では加藤泰の「ざ・鬼太鼓座」、黒澤明の「七人の侍」が上映される。ちなみにクロージング作品に選ばれたアントワーン・フークワの「マグニフィセント・セブン」は、「七人の侍」(とそれをリメイクした「荒野の七人」)のリメイクである。

閉会式は9月10日に行われ、幸運な受賞作が発表される。(佐藤久理子)

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