【全米映画ランキング】「ファインディング・ドリー」V3 スピルバーグ新作は4位デビュー
2016年7月6日 19:30

[映画.com ニュース] サマーシーズンの折り返し、独立記念日の週末。全米ボックスオフィスは、3本の拡大公開作がランクインしたが、2週連続首位の「ファインディング・ドリー」が約4100万ドルの興収で首位を守り、V3を果たした。
同作の累計は約3億8100万ドルとなり、今年暫定1位の「シビル・ウォー キャプテンアメリカ」(約4億500万ドル)を上回るのは確実。最終興収は4億5000万ドル近辺になりそう。
オープニング興収約3800万ドルで2位デビューとなったのは、WBが独立記念日興行向けに製作したアドベンチャー大作「ターザン:REBORN」。「ハリー・ポッター」シリーズ後期の作品のメガホンをとったデビッド・イエーツ監督が、エドガー・ライス・バローズによる同名連作小説の一編をアレクサンダー・スカルスガルド主演で再映画化。さらわれた妻を救うためにジャングルに戻った英国貴族のターザンの活躍が描かれる。共演はマーゴット・ロビー、サミュエル・L・ジャクソン、クリストフ・ワルツ。
約3100万ドルのオープニング興収で3位デビューとなったのは「The Purge: Election Year」。アメリカで1年に1度だけ殺人も合法化される「パージ(粛清)」の夜を描く人気ホラーの第3弾。今回は「パージ」に異を唱える女性大統領候補が、身内の裏切りに遭い、ボディガードらとともに12時間のサバイバルを強いられるという内容。レビュー、興行ともにまずまずのスタートとなった。監督は前2作同様ジェームズ・デモナコ。
そして、オープニング興収約1875万ドルの4位という予想外のデビューとなったのが、スティーブン・スピルバーグ監督の新作「BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」。「チョコレート工場の秘密」「ファンタスティック・Mr.FOX」などで知られる英児童文学作家ロアルド・ダールの「オ・ヤサシ巨人BFG」を映画化したファンタジー大作。孤児のソフィーと「巨人の国」からやってきた優しい巨人BFGの友情と冒険を描いた同作は、スピルバーグ監督の過去作「E.T.」「A.I.」の系譜に連なる作品として、興行的成功を期待されていたが、蓋を開けてみるとかなり寂しいスタートとなってしまった。それでも、批評家からは好意的なレビューが多く寄せられているため、今後の奮起に期待したい。出演はスピルバーグの前作「ブリッジ・オブ・スパイ」でオスカー助演男優賞を受賞したマーク・ライランスに、ルビー・バーンヒル、レベッカ・ホール。
今週末は、「ミニオンズ」のスタッフによる新作アニメ「ペット」に、ザック・エフロン主演のコメディ「Mike and Dave Need Wedding Dates」が公開となる。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント