ファンタスティック Mr. Fox
劇場公開日 2011年3月19日
解説
ロアルド・ダールの「すばらしき父さん狐」を、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ダージリン急行」のウェス・アンダーソン監督が、ストップモーション・アニメで映画化。意地悪で愚かな金持ちの農場主3人の裏をかいて、農場のニワトリやアヒルを失敬する頭のいい父さん狐と、その家族を描く。
2009年製作/87分/G/アメリカ
原題:The Fantastic Mr. Fox
配給:ショウゲート
スタッフ・キャスト
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ウェスアンダーソンが楽しんで
作ったのかと思うと
こちらまで嬉しくなる!
ウェスアンダーソンの2009年のストップモーションアニメ、た、タミャラーン😍
ストップモーションだからこそできる表情の豊かさ
ウェスのどの作品にも通底するビッグラブが溢れかえって見た人をシアワセにする魔法の力が確かにここにもあります^ ^
2021年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ー 子供向けとは言え、原作がロアルド・ダールだけにシニカルさも十分に感じられる作品。ー
<Caution 内容に触れています。>
・Mr.フォックスが奥さんの懐妊を期に、泥棒から新聞記者になり、安定した生活を望み始める。
ー 時間がキツネ時間も併せて、表される所が、ユニーク。子供のアッシュはすでに生まれている、ちょっと、ひねくれているけれど・・。ー
・彼は、それまでの穴倉生活から、”憧れの樹上での暮らし”を始めるが、長めの良い窓からは、デブのホギス、ちびのバンス、ヤセッポチのビーンの農場が良く見える。
ー Mr.フォックスの”野生の血が滾り、三つの農場からチキンやリンゴ酒を次々に盗み出す。”基本計画1号”と言うテロップの元。ー
・いとこの空手の上手なクリストファーが、父の病のため一時的にMr.フォックス家に身を寄せるが、アッシュに意地悪をされる。Mr.フォックスは、小さなアッシュよりも体格の良いクリストファーを強盗団に加えたから・・。
・デブのホギス、ちびのバンス、ヤセッポチのビーンは、シャベルカーを使い、Mr.フォックス家の木だけでなく、動物たちを攻撃し始める・・。Mr.フォックスのしっぽは、銃で撃たれ切り離され、息子と勘違いされたクリストファーは、捕らえられる。
ー クリストファーを助けに行ったアッシュが、クリストファーに謝るシーン。パペットなのだが、生きているみたいである。瞳の使い方が上手い。ー
<Mr.フォックスたちが得意の穴掘りをして、敵の攻撃を交わし、逆襲に出るシーン。孤高の狼から勇気を貰い、彼らが辿り着いた場所とは・・。
シニカルファンタジーな、誰が観てもウェスアンダーソンと分かる作品。
稀有な才能を持った監督であります。>
大人にこそ見て是非欲しい素晴らしいストップモーションアニメです!
毛並みや微妙な表情の変化まで細かすぎるところまで丁寧に作り込まれていて、映像としても美しくて素晴らしい。
ある意味予想裏切られました!!
内容も終始スピード感があって、シュールな面白さ、突っ込みどころが随所に散りばめられていて、これが監督の初めてのアニメ作品とは信じられません!全てがツボ!
この作品はアニメ映画賞も受賞されているのですね。
他のアニメではない作品も見たくなりました!
−0.5なのは、窃盗犯が許されてハッピーエンドで終わるので、教育的観点で。
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